一蘭札幌すすきの店に行った感想。ラーメンのテーマパーク

前々から一度行ってみたかった一蘭に行ってきました。言いたいことありすぎるんで、入店から時系列で区切りながら語っていきますね。

入店してまず感じた。「ここはテーマパークだ」

一蘭札幌すすきの店

お店の外観。狸小路4丁目から南側に1分か2分歩いたところ。ノルベサ(観覧車のビル)の1階に一蘭札幌すすきの店はありました。

家族3人で店内に入ると、そこにあったのは九州の夜の雰囲気そのものでした(行ったことないのにテキトーに言ってます。とにかくそんな気がしたんだ)。

ちょっと暗めな店内が赤い提灯でライトアップされてました。縁日のような屋台村のような。和風のいい感じの雰囲気が漂ってました。

ここは単なるラーメン屋ではなく、九州の夜のラーメン界隈を再現しようとしたテーマパークなんだろうな〜と、そう感じました。

 

ノルベサは昼の12時。ちょっとだけ並んだ

もっと並ぶのかと覚悟してましたが、そうでもなかった。5分ぐらいだったと思います。

待っていた場所はこんな感じ。

赤提灯には番号が振られていて、それぞれ中に入るとカウンター席が廊下のように並んでいます。

並んでいた場所にはこんな空席案内板も。客の流れがめっちゃデジタルに管理されてます。

で、並んでいると↓の紙を渡されました。オーダー用紙です。病院の問診票みたいだな〜なんて思いながら記入。

濃いめ硬め多めの山岡家死の三重奏は今回はやめときましたw

初めて食べるラーメンなので、まずはオーソドックスに店の味を楽しもうじゃないかと思ったんです。

ただし味は濃い目にしました。九州出身の嫁様曰く「一蘭は九州以外で食べると味が薄いから、濃いめにした方がいいよ」とのことだったので。

あと手が勝手に動いてニンニクは多めに。赤い秘伝のタレも嫁様に合わせて標準より多め(これが後で裏目に出る)。

 

こんな感じで並びを過ごしてたので、特に並んだことは苦痛にはならず。普段の自分は死ぬほど並ぶの大っ嫌いなので、ストレスなく並べたのは結構奇跡です。

 

一蘭自慢の味集中カウンターが快適

一蘭自慢の味集中カウンター。めっちゃソーシャルディスタンスな感じです。

これもうほんと最高でした。ぜひ吉野家やすき家にも導入してほしい神サービスです。

一蘭札幌すすきの店の味集中カウンター

隣のお客さんの気配は全く感じない。

店員さんの顔すら見えない。最高か。


さっき並んでる時に書いた問診票みたいなのはここにもある。並ばずに入った場合はここで書くんでしょう。

その下にはサイレントカードなるものも。何か店員に言いたいことがある時はこれに書いて渡すんだそうな。素晴らしい。


水は自分で注ぐ。「あ、すみません、水ください」なんて店員さんに言わなくてもおかわりできる。素晴らしい。いかにも熱湯が出そうなフォルムだけど出てくるのはしっかり水。これで手を洗おうとする酔っ払いとかいそう。

背後の壁にティッシュ有り。コートかけもあり。かけているのは3歳児のくまちゃんリュック。

 

吉牛とかで店員さんに声かける時って無駄にエネルギー使うんですよね。「今忙しくなさそうか」とか「笑われるような喋り方してないか」とか。コミュニケーションコストって言うんですかね。それが圧倒的にコスパ悪い自分みたいな性格の人間にとって、一蘭のこのシステムはほんと最高としか言いようがありません。

吉牛とすき家は一蘭に土下座してこのシステムを使わせてもらうべきだ。黒吉野家とかカフェ風にやってる暇があったらさ。

 

一蘭のラーメンをいざ実食!赤いのいらないかも

味集中カウンターに感動していると、顔の見えない店員の手が前からニューっと入ってきてラーメンが届きました。

一蘭のラーメン

まずはスープを一杯。甘い!!豚の脂の甘味がしっかりと出ていてこのスープだけ飲んでいたい感じです。標準の2倍にしたニンニク感もバッチリ。

で、真ん中の赤いのを混ぜてみました。

もう一度スープを飲むと…

あれ?

さっき感じた美味しさがどっかに行ってしまった。辛味が思いっきり主張を始めた結果、あの感動的な甘味を見失っちゃったんです。そこまで辛いわけではないんですが。あの美味しい味がいなくなった。

その後は麺をすすり、チャーシューを食べ、スープも何度か飲み。

やはり辛さが主張してしまい、自分の味わいたい部分を隠してしまいます。刺身にくっついてくる大葉が刺身の味を隠してしまうように。

家に帰ってから九州人の嫁様に聞いた話によると、九州の人は何を食べるにしてもやたらと七味唐辛子をかけるようで。うどん屋にもビッグサイズの七味が各テーブルにあるらしい。

確かに一緒に食事してても、俺が何もかけない料理にでも嫁様はやたらとスパイスをかける。

今回の一蘭ラーメンの感想は、その辺の味覚の差というか文化の差みたいなものが出たのかな。

次回は赤い秘伝のタレを標準の量に減らしてみよう。それでもダメならタレ無しだね。

全体的にラーメンはものすごくうまい。今度はぜひ最初に感じた豚の甘みを最後まで存分に味わってみたいです。

あ、あと量の話。普通に一杯食うだけだと明らかに量が足りないのでかえ玉は必須。

一杯分のかえ玉だと↑みたいな量が届きます。

 

総評「また一蘭行きたい」

いいとこでしたよ。一蘭札幌すすきの店。

今回も美味しさの片鱗は感じましたが、問診票を調整すれば絶対もっと自分好みにできる気がします。自分の生活圏からはなかなか手が届きにくい立地の店ですが、ぜひまた行って食べたいですねぇ。

いい雰囲気の中で、コミュニケーションを限界まで減らした快適空間で、九州人も納得の本場九州ラーメンを食べられる。そんな店でした。

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