#好きな漫画10個あげると人柄がバレるというハッシュタグが面白い

Twitterで面白いハッシュタグがあったので参加してみました。

#好きな漫画10個あげると人柄がバレる というもの。こんなのやるしかないじゃないですか。

選んだマンガ10作品

フルアヘッド!ココ
キングダム
封神演義
スピナマラダ!
ファンタジスタ
キャプテン翼
ドラゴンクエストダイの大冒険
H2
るろうに剣心
幕張

こんな感じで思いつくままに並べたんですが、後から「これがあったあああああ!」って漫画を次々と思い出して後悔リプつけてギャーギャー言ってました。

せっかくなのでこの10作品をちょっとずつ感想つけてみますね。

 

フルアヘッド!ココ

ココ少年が海賊バーツの船に乗って仲間たちと一緒に古代ファルコン文明のヒミツを解き明かしていく海洋冒険ロマン。

その昔「グランディア」ってゲームがあったんですが、あれ好きな人なら間違いなくハマる漫画です。ふしぎの海のナディアとか天空の城ラピュタとかいける人も同じ系統。

「冒険」「古代文明」「仲間」「ボーイ・ミーツ・ガール」「海」「未踏の世界」…

読む人の冒険心を駆り立てる要素がこれでもかってぐらいに詰め込まれた名作。THE・少年漫画ですよ。大好き。

 

キングダム

説明不要ですね。今のヤンジャンを一人で支えてるってぐらいに売れまくってる中国歴史アクション。

自分は幸運なことに、この超名作を第一話からリアルタイムでヤンジャン誌上で読んでました。一話目から圧倒的でしたよ。今はもうかなり話が進みましたが、全くダレることなくテンション高めに毎話描かれててスバラシイ。

この漫画はジョジョとかDBレベルの一般教養なので、もし読んでない人は何か機会を見つけて必読です。

 

封神演義

これも中国モノ。キングダムよりもっと昔の時代。殷と周の戦争をバックグラウンドに、裏で仙人達が抗争を繰り広げる物語です。

フジリュー作品なのでノリと絵柄は人を選ぶ感じ。でも封神演義の場合はフジリュー独特のおフザケ&哲学的なノリが主人公の太公望の性格と見事にマッチしていて違和感ないです。

仙人が使う必殺兵器「宝貝」が引き起こす超常現象が、抜群の画力で描かれていて戦闘シーンは一コマ一コマに魅入ってしまう感じ。

黄金期の少し後の少年ジャンプを支えた作品群の一角。

 

スピナマラダ!

苫小牧に引っ越した天才フィギュアスケーターがアイスホッケーに転向してめっちゃスポ根する話。潔癖症だけどスポ根な主人公。気難しく気高く、札幌の不良達に向かって「ダサい田舎のヤンキー共」と喧嘩を売り思いっきり返り討ちに合う主人公。

これ、最後は打ち切りだったんです。なんでこの名作が打ち切りになるのか。当時のヤンジャン編集部はかなりこの作品をプッシュしてくれてたそうですが、読者層と合わなかったのかなぁ。

巷では打ち切り後に充電期間を経て作者が世に送り込んだゴールデンカムイがめちゃくちゃ大ヒットしていますが、個人的には野田サトルさんのデビュー作であるこのスピナマラダ!で売れてほしかったです。知り合いに配って歩きたいぐらい面白い漫画。

 

ファンタジスタ

離島で一人サッカーをしていた高校生が姉の誘いで東京の弱小高校に入り、優れた指導者に育てられながら高校サッカーやU-18代表、ACミランユース、オリンピック日本代表といった舞台で戦っていくサッカー漫画。

何がスバラシイって、作中での「ファンタジスタの描かれ方」が見事なんです。作中ではサッカー初心者でもわかるぐらいにサッカーのシステム論や技術論が徹底的に解説されてます。「サッカーとは11人が組織として動くことで強さを発揮するもの」という世界観が完全に作られているんです。

そこに放り込まれるのが、システムはおろか、「パス」すら知らなかった主人公の坂本轍平。持ち前の素直さで最新(当時のですが)のサッカー理論を吸収しつつ、無知で野生味あふれる異質な存在として敵味方に大混乱を引き起こしていく主人公の姿は、まさしく変幻自在のファンタジスタそのものです。

個人的には、他のどのサッカー漫画よりも技術やシステムといった側面に敬意を払った漫画だと思ってます。

 

キャプテン翼

これも説明不要。キャプ翼です。

キャプ翼の漫画版、じっくりと読んだことがある人って意外と少ないんじゃないでしょうか。世の中ではトンデモ技のキャプ翼ってイメージが先行していますが、実際に漫画として読んでみると普通に超名作ですよ。

サッカーの持つ楽しさ、快楽、素晴らしさのようなものを的確に捉えているんですよ。「自由な競技であること」「仲間の存在と信頼」「試合相手との友情」「怪我との付き合い」…高橋陽一はサッカーが流行っていなかった時代によくぞここまでサッカーの本質を突いたなぁとただただ尊敬です。

 

ドラゴンクエストダイの大冒険

少年ジャンプ黄金時代の一角。ドラゴンクエストの世界観を舞台に、島の少年ダイが勇者として成長し世界を救う話です。

セリフがアツい。全編どこでも名場面。子供が読んでも感動するし、大人が読んでもやっぱり感動します。

ドラクエに対する敬意も素敵。特にラスボスの戦闘スタイルにはドラクエボスの伝統がこれでもかという程に反映されています。もしかしたら読んでない人がいるかもしれませんので詳しくは語りませんが、物語のあちこちに散りばめられたドラクエに対する敬意が好きでした。

 

H2

サンデーの野球漫画です。さっきからジャンプ系ばっかりなので異質ですね。ただ、これははたして野球漫画なのか?自分はどちらかというと、高校時代を楽しみ悩み生きる登場人物たちの人間模様が好きでした。

あだち充特有の淡々とした台詞回しで語られる高校生の日常、好きです。

 

るろうに剣心

黄金期後のジャンプを支えた、封神演義と同じ頃の漫画。明治初期の東京を舞台に伝説の人斬りが不殺を誓い「斬れない刀」を使って人を助けようとする話です。

ジャンプの伝統なんでしょうかね。「戦いの理由」をひたすら問う作品。古くは北斗の拳辺り、ダイの大冒険や幽遊白書、NARUTO辺りもこの血統に思えます。好きですよ。どうにか戦わない道はないのかと問い続け、最終的にしかたなく戦う、そしてめっちゃ強い主人公。

ちなみにジャンプのもう一つの伝統は出会って二秒でバキバキ殴り合うような正統派バトル漫画。ドラゴンボールとかワンピースとか。あれもあれで好き。

 

幕張

下品な漫画です。中学から高校時代にかけて腹が捩れるほど笑いました。バカみたいに笑いたくて下品なノリに耐性がある人向け。個人的にはめっちゃ好きです。

 

10個に入れ忘れた漫画達

皆川亮二系作品とか、ハチミツとクローバーとか、ガンガンでやってた夢幻街とか、まだまだ10個に入れたい漫画はあったんですが…

難しいですね、10個選ぶのって。とりあえず選んだり他の人の見たりするの面白かったです。良いタグでした。

 

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