ハイハイをしていた赤ちゃんはやがて物につかまって立ち上がります。
これが俗に言う「つかまり立ち」。
そうなると周りの家族は「そろそろ歩き出すんじゃないか!?」と熱い期待を寄せるのですが、当の赤ちゃんは物につかまったその手をなかなか離すことができません。
この文章では、赤ちゃんがつかまり立ちの手を離すきっかけについて、我が家の長女を例にしてアイデアを紹介します。
1歳4ヶ月の長女。つかまり立ちの手を離す勇気がほしい
我が家の長女は1歳4ヶ月。女の子にしては大柄な体格ですが、まだ歩くことができません。
つかまり立ちはもう随分長い間続けているのですが、なかなかその手を離す勇気がわかないようです。
親族友人等からも「慎重な性格だよねぇ」と度々言われている子なので、踏ん切りがつかないのでしょうね。
自分は比較的気の長い性格(嫁談)なので周りの近い月齢の子たちが歩き出しても特に気にはしていませんでした。
ただ「この子が歩く時のきっかけって何なのかなぁ」という好奇心から決定的瞬間を待っていました。
お風呂のアヒルちゃんが大好き
長女はお風呂のアヒルちゃんが大好き。記事の冒頭に貼った写真がそれです。
我が家の風呂場には2匹のアヒルちゃんが常駐していて、長女を風呂に入れるたびに湯船に浮かべていました。
長女はアヒルちゃんを掴んでは洗い場へ放り投げ、自分がそのアヒルちゃんを戻すとまたそれを放り投げる、という遊びを楽しむのが日課でした。
もちろん片手で浴槽のへりにしっかりとつかまりながら。
2匹のアヒルちゃんを掴むために立って歩いた
ある日、自分と長女の二人で湯船につかり、いつものように2匹のアヒルちゃんを湯船に浮かべました。
それを見た長女は欲が出たのか、両方の手で2匹のアヒルちゃんを掴みました。
「両方の手」です。
お!立った立った!
お!歩いた!
長女は両手にアヒルちゃんを持ちながら湯船の中をこちら側へ2歩歩き、こっちに倒れこんできました。どうしてもアヒルちゃんが2匹とも欲しくて、つかまり立ちの手をつい離してしまったんですね。
つかまり立ちをやめるきっかけってどんなものなんだろうと期待していたら、まさかのアヒルちゃん欲しさの初歩きでした。
赤ちゃんって面白いですね。良い意味で欲望に忠実。自分の欲を満たそうとした結果、新しい行動を次々と編み出していきます。
「他のものを掴むためにつかまり立ちの手を離す」
というのはちょっとした子育てTipsだなぁと思いました。
つかまり立ちをしている赤ちゃんに何か他に掴みたいものを見せれば、案外ひょひょいと歩き出すかもしれませんよ。
まとめ「興味のあるおもちゃで両手を塞ぐといいかも」
うちの長女はお風呂でのその一件以来、湯船の中以外でも少しずつつかまり立ちの手を離すようになりました。
つかまり立ちの期間が長くなってきた赤ちゃんがいたら、大好きなおもちゃを2つ持たせてみてください。もしかしたら素敵な瞬間が見られるかもしれません。