ドッグスレッド第一話感想「狂犬王子」

居ても立ってもいられずに感想書きました。かつて目を地走らせて読んでいた名作漫画「スピナマラダ!」がまさかの再連載。ゴールデンカムイが最終回を迎えた時のYJで「スピナマラダ再始動」の煽り文句が告知された時からワクワクして待ってましたが、ついに来た形です。

読んでいて誰かに喋りたいな〜と思ったトピックをつらつら書いていきます。こんなこと語れる友達がいないので、壁に向かってしゃべる感じです。

ロウのキャラデザ変更

第一話を読んで真っ先に思ったのがロウの顔の変化。正直言うとスピナマラダの顔の方が個人的には好み。猫系の目つきで美男子系な細身の印象だったスピナ版ロウに対し、今回のドッグスレッド版のロウは眉毛から目にかけてが男前ですね。

源間兄弟や土肥を見る限り、他の登場人物達はそこまで大きなキャラデザ変更はされてません。そんな中、ロウだけが明らかな路線変更があったと言うことは、野田先生の中で明確な狙いがあるのだと思います。なんとなく、ゴールデンカムイから野田作品に入ったファンへの配慮なのかな〜って気がしますね。あの眉毛。

自分は猫な旧ロウが好きですが、それはそれ。新しいロウを楽しんでいきたいと思います。

 

丁寧な展開

スピナマラダの第一話と比べ、丁寧に物語を描いているなという印象を持ちました。物語の進行を急いでいない感じというか。フィギュアスケート時代のロウの演技からトラブルまでをじっくりと見せてくれました。

新人としての新連載だったスピナマラダとは違い、大ヒット作家として肝入りで始まったドッグスレッドは「しばらくは打ち切りの心配もないだろう」という構えがあるんだろうなぁと思います。野田先生としても編集部としても。前回は一刻も早く中学試合パートまで進めて読者を捕まえる必要があったのでしょうが、今回は黙ってても読者がついてきますからね。余裕のある執筆ができるんだろうなぁと予想してます。

野田サトル先生といえば圧倒的な取材量。スピナでは描きたかったことを泣く泣く取捨選択してスピーディーな展開に持って行ったんだろうなぁと思います。今回は描きたいことを存分に描いてくれることでしょう。

 

ドッグスレッド

タイトル変わりましたね。ChatGPT氏に聞いてみたところ、意味は「犬ぞり」。

それを知ると、スピナマラダよりも明らかにしっくりとくるタイトルだと思います。スピナで一貫して投げかけられていたテーマである「犬のように走る」。そこからの「ドッグスレッド」。いいタイトルですよ。意味を知った時は思わず「お〜」って声を出しちゃいました。前作を知っている人こそ逆に受け入れられるタイトル変更だと思います。

 

今後の楽しみ

最初の見せ場が中学時代の試合。そしてその次が勇払高校の練習風景。楽しみですね。あ、勇払高校じゃなかった。高校名が変わったのはなんでだろう?

中学の試合はロウのセリフ一つ一つが光ってましたからね。それらがどうリメイクされるのかが楽しみです。その競技を好きかどうか、それが大切なのか些細なことなのか。テーマの一つである「競技への愛」が最初に語られるシーン。楽しみです。

高校はなんといっても二瓶先生の存在。ゴールデンカムイでもご先祖様?がいい感じに暴れ回ってました。ゴールデンカムイから入ったファンの方々がドッグスレッドの二瓶先生も好きになってくれたらいいなぁと思います。登場回のTwitterが楽しみです。

せっかくなので、この機にYJを買い続けてみようかと思います。東京グールが終わった辺りから買うのをやめてしまったんですが、かつてハマりにハマったスピナマラダをもう一度リメイクで読めるとなれば月1000円ちょいの出費なんぞ安いもんです。

では。

コメント