臨時採用教員のボーナスの金額や算出について。北海道の場合の体験談

臨時採用教員のボーナス事情について、当時の記憶を頼りに体験談を語ります。

自分は北海道で臨時採用教員をしていたので、あくまで北海道の場合の話として参考にしてください。

臨時採用教員1年目夏のボーナスの金額と算出方法

4月1日勤務開始の場合、6月のボーナスは少ない

4月1日、つまり新年度開始時点から新しく勤務を始めた場合、6月に出る最初のボーナスはかなり少ないです。

具体的な額は遠い昔のことで忘れてしまいましたが、以下その計算の仕組みだけでも紹介しますね。

 

期間率:直近6ヶ月に働いていた期間

一つ知ってほしい言葉があります。「期間率」です。

教員のボーナスを決める要素はいくつかあるのですが、その中の一つに「期間率」というものがあります。

教員のボーナスは6月1日、12月1日にそれぞれ在籍している教員に対して支払われます。

で、その日から逆算して6か月間、教員として在籍していたかどうかを見るんですね。

期間率はその6ヶ月間のうちどの程度教員をやっていたかを示す数値です。

<前の年から働いている教員の場合>

6月のボーナスをもらう際は、前の年の12月から数えて12、1、2、3、4、5月と、6ヶ月分全て働いていることになります。期間率100です。満額です。

<4月1日採用組の教員の場合>

6月のボーナスに対して、4月と5月の2か月分しか算出されないことになります。

というわけで4月1日から働き始めた人は、夏のボーナスはちょっとだけです。残念!

教員のボーナスの算出は期間率の他にも色々要素に影響されますが、このページを見ているような年齢の方はまだ気にする必要はないです。

病休、産休、悪いことした、みたいな話はまだ無縁だと思いますので。

期間率だけ気にしておけばいいと思います。

 

臨時採用教員1年目冬のボーナスの金額

いよいよ満額ボーナスがもらえます

さて12月1日。

4月から教員始めた人にとっては、この冬のボーナスが満額いただける初の機会になると思います。(パワハラで休職したりしてなければ)

 

夏のボーナスが発生した6月1日から数えて、6,7,8,9,10,11月と、6ヶ月分満額働きましたよね。

これなら期間率100です。満額ボーナスの条件達成です。

 

20代前半の頃のボーナス手取り額

自分が駆け出しだった頃はどれぐらいもらえたかなぁ。

手取りで30後半ぐらいだったかなぁ。

40いったかどうかは覚えていないです。

 

車とかパソコンとか買うならこのタイミングでしょう。

北海道は道南以外で暮らすなら4駆がいいですよ。

↓ローン組むなら教員やってるうちに組んだ方が良い理由を書いた記事です

404 NOT FOUND | 北海道江別で趣味家事育児を語るブログ

 

臨時採用教員2年目夏のボーナスの額。北海道の場合

2年目夏は満額ボーナスがもらえる

冬のボーナスをいただいた臨時教員や正採用教員の若手の皆さんは、その後も翌年3月まで働きます。

 

そして6月。

正規採用の教員は当然6ヶ月分働き続けていると思いますので期間率100。

待ちに待った満額の夏ボーナスがもらえます。

 

北海道は臨時採用教員も満額もらえます

さて臨時教員の場合はどうなるのか?ここからが都道府県で話が分かれる部分です。

北海道では臨時教員の人がそのまま同じ学校や次の学校で4月1日以降も臨時教員を続けていた場合、やはり期間率は100。

満額のボーナスがもらえます。

 

この文章を読んでいる方の中に北海道以外で臨時教員をされている方がいれば、「あれ?」と思ったかもしれません。

そうなんです。北海道は「つながる」んです。

 

北海道の臨時採用教員は雇用が途切れない

北海道は臨時採用教員が年度をまたぐ時に雇用がつながる

北海道の臨時採用教員は、年度末まで働いて新年度も臨時採用教員を続ける場合、「雇われ続ける」形で雇用してもらえます。

同じ学校で働く場合、違う学校で働く場合、どちらも同じです。

 

北海道以外では一度雇用を切る自治体もある

道外の自治体の中には、上のような状況の際に一度雇用を切り、新年度からまた1年目の臨時採用教員として雇用するという土地もあります。

3月31日だけを契約しない、4月1日だけを契約しないというような形にしてしまえば、それができるわけです。

そしてこの空白の1日がボーナスの額に大きな影を落とすことになります。

 

1日でも雇用の切れ目があるとボーナスは激減する

臨時採用教員は一つの学校でのおつとめが終わった後、次の学校での契約が始まるまでに何日か何か月か間が空くことがあります。

これがクセ者。

「所属していない日」が一日でも存在すると、期間率は100ではなくなります。

すると結構減るんですよ、ボーナス。

どれぐらい減るかは覚えてないのでアレですが、2週間空いた自分は結構な額が減ってしまい落ち込んだ経験があります。

ボーナスの明細もらって2分ぐらい落ち込んでました。

 

時間講師のボーナス

時間講師は全国一律でボーナス無しです。

時間講師はその身分を最大限に生かして副業、複業で稼ぎまくりましょう。

 

臨時採用教員やるなら条件の良い都道府県で

教員のボーナスについての話でした。

経験談ベースの話なので、正直信ぴょう性も薄いですしよくわからなかった部分が多いと思います。

自分がボーナス貰ってる姿をイメージする手伝いぐらいにはなったでしょうか。

 

まぁ一つ言えるのは、「空白の一日」を設定しているようなブラック県からはさっさと脱出して待遇の良い県で働くと良いですよということです。

小学校教員におすすめしたい本・教育書まとめ

コメント

  1. 竹内まさる より:

    これは札幌市でも該当するのでしょうか?

    • Tabi より:

      おそらく同じだと思います。自分は札幌市で年度をまたいだことはありませんが、空白の1日があるという話は聞かないので。

  2. Tabi より:

    おそらく同じだと思います。自分は札幌市で年度をまたいだことはありませんが、空白の1日があるという話は聞かないので。

  3. ハム太郎 より:

    サイト拝見させていただきました。
    とてもわかりやすくて、面白かったです!

    一つ質問させてください。
    「つながる」「つながらない」を確認する方法はあるのでしょうか?
    私は岡山市で常勤講師をしています。
    昨年度は異動の書類にが3/31までと記載されており、今年度は4/1までと記載されています。

    • Tabi より:

      返事が遅くなりすみません。
      一番の方法は勤務先の事務職員に聞くことだと思います。
      遠方から確認するのであれば、その地域の教職員組合に電話するか、県(または政令指定都市)の教育委員会に電話するのが確実かなぁと思います。