教員はスマホを常に持っておくべきだと自分は思ってます。
先日こんなニュースがありました。
最速の緊急地震速報はスマホから鳴るよ。俺一回それで大きな地震が来る数秒前に子供達を机の下に避難させることができたよ。
この規制、なんか違う気がするんだよね。https://t.co/pPaEMniXnW
— タビセン@田舎の臨時教員 (@Tabisen_writer) November 18, 2019
不祥事避けようと教員のスマホ所持を禁止したそうですが、自分はそれ悪手だと思いました。スマホ必要です。
理由は子供の安全管理。以前体験した一つのエピソードを書いてみることにします。
スマホの地震速報で迅速な避難ができた
6年生を担任していたときの話。
授業中、突然自分のスマホからアラーム音が鳴りました。
内容は「緊急地震速報」。マナーモードを無視して大きな音で教室に鳴り響いたんです。
机の下に隠れるよう、子供たちに対し即座に指示しました。同時に自分ともうひとりの先生でドアと窓をそれぞれ開けて退出経路を確保。
アラームが鳴った数秒後、かなりの揺れが学校を襲いました。照明や備品が落ちる倒れるといった被害はありませんでした。が、高学年の女子が恐怖で泣き出してしまうぐらいには大きな地震でした。
校内に放送が流れたのは、揺れが始まったしばらく後。「地震が発生しました。揺れが収まるまで机の下に身を隠してください」。
自分の学級は既に全員が机の下に隠れていました。
教員はスマホを携帯すべき
教員がスマホを携帯していると、緊急速報のアラームを受け取ることができます。
故に、教員はスマホを携帯すべきだと自分は思ってます。
例にした体験談では備品が崩れ飛び交いませんでしたが、もしも照明が落下するほどの大きな地震だったとしたら?
地震の前に避難できた場合と起きてから避難を始めた場合とでは、子供たちが受ける被害の程度は大きく変わってくるのではないでしょうか。
もちろん、地震速報が常に揺れより早く届くとは限りません。震源に近い場所であれば、揺れのほうが早く起こってしまうのでしょう。
でも。子供たちの安全のためにできることはしたいじゃないですか。
スマホ持っておくだけでリスク減らせるんです。かんたんなことです。
スマホに代わるなにかを教員に持たせる案
代案も置いときます。
大人の事情(笑)でどうしても教員のスマホ携帯を厳重に禁止するとしたら。
スマホの代わりになるものを税金で購入し全教員に持たせれば良いと思います。
タブレットでしょう。校務の一切を詰め込んだ情報端末としてタブレットを教員に持たせ、成績、出席、文書、連絡、教材、等々のありとあらゆる業務遂行に活用すればいいです。
当然ネットにも繋げ、緊急速報をリアルタイムで受信できるようにすれば良い。
こっちの案はこっちの案でまた別の大人の事情が発生しそうですが。
おしまい。
コメント