子ども達がブロック遊びになぜか熱中してしまう簡単な工夫を紹介します。
せっかく買ったブロックですから、やっぱり遊んでほしいですよね。子育て中の方や特別支援学級担任、学童保育の方あたりの参考になれば。
幼児がブロックをはめたくなる状況を用意する
「あ、それ続きやりたいなぁ!」
「それ次どうすればいいかわかるよ!ほらみて!」
子ども達にそう思わせることがこの方法の狙いです。手順を紹介します。
まっさらな板ではなかなか遊んでくれない
こうやってまっさらな状態のブロックを小さな子に見せても、どうしてなかなか遊んでくれません。
我が家の長女はこの記事を書いている時点で1歳8か月なのですが、ほうっておくと、この板を使わずにブロック同士をつなげて長い棒にする遊びしかしません。
中途半端にはめたブロックを渡すと?あら不思議!
上の画像を見て下さい。ブロックを互い違いに板にはめてみました。
どうでしょう?大人が見ても真ん中の穴にブロックをはめてみたくなりませんか?
この写真を撮ろうとしている瞬間も、既に左から手が伸びてきていて…
さっそく穴の開いている部分にブロックをはめ始める長女@1歳。
ちょっと目を離したらいつのまにか大作が仕上がっていました。よく見ると、なんだか自分が用意してあげた土台からだいぶ改造をしたようです。
穴にブロックをはめるだけじゃなく、そこから派生して自分なりの発想で楽しんだわけです。子どもの遊びは一度勢いがついてしまえばこんなもんですね。
「制限」が興味や工夫をつくる
面白いもので、一見子どもを縛るように見える「制限」「ルール」といったものは、実は子ども達が興味や工夫をもつためのツールにもなるんです。
小学校の授業を例に出しますね。
理科の授業で「この実験の結果はどうなるだろう?」という問題を出したとします。
その時、
- 「どうなる?」
- 「A,B,Cのどれになる?」
という聞き方では、②の聞き方のほうが子ども達は熱中するんです。
- 「俺はこうやって考えたからAにした!」
- 「いや俺はBだ!お前は敵だ!」
- 「俺よくわかんないけどAってことにしとくわ」
理科実験の予想を3択にしてあげると、自由な予想をさせた時よりも子供たちは活発に議論をする傾向があります。
ある程度思考や行動を制限してあげることで、逆に活発な発想や議論が生まれるんですね。
まとめ
- ブロックを渡す時は続きがやりたくなるように
- 「中途半端」、「穴がある」などブロックをはめる理由を
- 簡単な制限があると実は遊びやすい
子ども達にブロック遊びをさせる機会があれば試してみて下さい。
子ども達も一人ひとり性格は違うので常に通用するコツとは言えませんが、自分が体験した範囲では「グググッ」っと身を乗り出して遊びにくる子が多かった方法です。
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