子育て

小学校教員が家庭訪問で保護者と仲良くなれる小ネタ

家庭訪問って何話せばいいかイマイチ統一されていないんですよね。初任の人や話すの苦手な人にとっては結構ハードル高いイベントなんじゃないでしょうか。

とはいえ保護者の方もわざわざ仕事の休みとって時間空けてくれています。中身のない時間にするわけにはいきません。

うまく話す自信はないけど実りのある内容にしなければならない。

難しいイベントです。

 

さて、自分はそれこそ「話すの苦手の典型」みたいな人間なんですが、

家庭訪問は結構好きだったんですよ。

なぜ陰キャな人間がそんなこと言えるのか?その理由はコツを1つ使っていただけ。シェアしますね。

家庭訪問前の学級通信に鉄板ネタを仕込む

家庭訪問が始まる前って学級通信出しますよね(出さない人ゴメンなさい)。

その文面に、次の一文を付け足してみてください。

お子さんの小さい頃の写真があればぜひ見せてください!

これだけです。家庭訪問の鉄板ネタ。

話すの苦手な人でも場を和ませることができ、その後の真剣な話題を有意義に進められますよ。

人によってはアルバム一冊もってきてドサッと見せてくれます。

 

「他人事」から「自分ごと」へ

ここからは思想的な話。

新学期、出会ったばかりの子供と担任は、何をどう言い繕おうと「他人同士」です。

一方で、子供と保護者は既に何千日もの時間を共有している「家族」です。

「他人同士」と「家族」。自分はここに担任と保護者のギャップがあると考えていました。どうにかしてその距離を埋めたかった。

 

そこで写真です。

子供の小さな頃の写真を見せていただくことで、その子のこれまでの人生を追体験。写真を見ながらお話ししていただく思い出話を聞くことで、ほんのちょっとでも親子の絆の関係に近寄っていくことができます。

この写真ネタは尊敬してたおじいちゃん先生から教わった手法なのですが、自分が気にしていた「教師は所詮他人なのか」という悩みにスッと入ってくれました。

「あの子を本当に守って育てていかなきゃな」

そう自分ごととして考えられるようになります。

 

家庭訪問廃止の動き。でもねぇ、ちょっと思うんだ

家庭訪問廃止の動きが広がっています。

実際、保護者の方にとってもかなりの負担でしょうから、家庭訪問が廃止に向かうのは理解できます。今後も多くの地域で廃止の流れは進んでいくのでしょう。

 

でもねぇ、ちょっと思うんですよ。

わざわざ家で、

時間をとってもらって、

保護者と担任が1人の子のことを語り合う家庭訪問という時間。

やっぱ大切なんじゃないかなぁって。

 

先日、自分の最後の教え子を翌年担任してくれた友人から連絡が来ました。その友人は保護者の気持ちにとても誠実に寄り添う先生でした(北海道の田舎はそういう先生が圧倒的に多い)。

友人は話の中で、保護者が卒業担任であるその先生に宛てた手紙も紹介してくれました。

保護者「最後の1年、〇〇先生は家族の1人のように思っていました」

まーさすがですよね。こう言わしめるのはその先生の真骨頂です。教員をしていて、これほど冥利に尽きる言葉はなかなかないでしょう。とくに特別支援学級の場合では、この関係性は理想といっていいのではないでしょうか。

 

実際は賛否両論あるとは思います。「教師は親じゃねえ!」みたいな。それはわかります。

でも、子供たちに親身になれている、保護者が身近に感じてくれている、そんな教員でありたいですよやっぱり。専門職として勉強しなければならない傍ら、人情の世界でも生きていたいですよ。

 

と、そんな関係性を作れるかもしれない場なんですよね、家庭訪問って。

もちろん家庭訪問はきっかけに過ぎず、実際はその後の信用の積み重ね次第なのですが。

でもきっかけ大事です。

 

子供は保護者の宝であり苦労であり全て

というわけで、家庭訪問をするときは事前に幼児期の写真を準備してもらうようお願いしてみてください。少しでも保護者の立場に近づき、苦労や願いを共有できる関係性を目指してみてください。

教室、目の前に座っている子供の後ろには必ず保護者がいます。

その子は保護者が何千日も涙に我慢にお金に苦労に時間にとを費やしてきた結晶。教員が知るわけもない、無数の思い出が詰まった存在。

仮に小学校1年生であればおよそ2000日近くの愛情が詰まりに詰まった存在です。

 

家庭訪問はその事実に気づかせてくれる、そんなイベントだと自分は思うんですよね。

写真、眺めてみるといいですよ。

たとえヤンキー予備軍みたいな170cm級高学年男子の家庭訪問だったとしても、そこには可愛らしい笑顔で写っているヨチヨチの男の子がいますから。

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