講義中に眠くてたまらない人、開き直って寝に行っている人、講義がヒマで仕方ない人…
大学生はもちろん、社会人のスキルアップとして大学の講義に参加する人であっても上記のような状態に陥るのはよくあることかと思います。
開き直って寝る、でもいいのですが、せっかく時間を使って講義を聞くわけなので、どうせなら寝ずに内容を理解し自分の成長につなげたいものです。
さて、先日のこと、自分は社会人として大学の集中講義を受けたのですが、最後まで寝ずに、むしろ良い集中を保って講義から多くの学びを得ることができました。現役の学生だったころは爆睡大魔王だったのに、人は変われば変わるものです。
これはちょうど自分なりに進めていた生活習慣の改善の成果かと思っています。
自分は医者ではないので参考程度にとどめてほしいのですが、とりあえずやったことを紹介します。
講義中に眠くなる原因
食事、学習法、睡眠の3つに原因があると考えます。具体的には、
- 血糖値が急降下している
- 内容に興味をもてていない
- 睡眠不足
- 睡眠時無呼吸症候群
辺りから原因を探っていきます。
血糖値が急降下している
炭水化物を摂ると、血糖値が上がります。しばらくすると血糖値が下がります。
その下がったときに合わせて眠気が起きるとされています。
朝食や昼食、特に昼食に炭水化物を多く食べてしまうと血糖値は急上昇。午後の講義で急降下し、強烈な眠気に襲われることになります。
糖質に偏った食事をすると、健康な人であっても「食後血糖値の上昇」が起こります。摂取した食べ物が「糖」に変わり、糖が血液中に流れている量を測定しているのが血糖値です。糖は、体を動かすエネルギー源となりますが、ラーメンだけ、うどんだけといった、糖質の多い食事をとると、食後の血糖値が急激に上がってしまうことがあります。一般的に、30分~1時間程度で、血糖値上昇のピークを迎え、急激に下がるという血糖値の大きな変動が、強い空腹感、イライラ、眠気などの不調につながることがある、といわれています。
内容に興味をもてていない
講義の内容に興味がもてない、気をそらしている隙に講義が進み内容を見失った、内容が難しい、などの理由で講義が耳に入らなくなると、当然眠くなります。
つまらない状態でただ黙って座っているわけですから、無理もありません。
睡眠不足
体感ですが、睡眠時間が6時間を切ると、次の日の日中、どこかで眠気が来る経験があります。昼の3時頃から5時頃にかけてが多い。
昼の5時というと、仕事を終えて車で家に帰っている途中ですので、危険なことこの上ありません。何度か死にかけました。
睡眠時無呼吸症候群
寝ている間に呼吸がとまる睡眠時無呼吸症候群。これになると、日中にとんでもない深い睡魔に襲われます。何をしても無駄と感じるほどの眠気です。
痩せると改善するとも言われていますが、何にせよこれは病気ですので、治療する必要があります。交通事故は嫌です。
自分は体重が100キロを超えた辺りで無呼吸とイビキを妻に指摘されました。
講義中の眠気の対策
上で仮定した「眠気の原因」について、一つ一つ対策していきます。
- 朝食をバターコーヒーに変える
- 昼食を低炭水化物にする
- ノートを取り後日アウトプットする
- 夜は寝る
- 痩せる
全て自分がやった対策です。一つ一つ解説していきます。
朝食をバターコーヒーに変える
朝食のかわりにバターコーヒーを一杯飲みます。
それによって炭水化物を摂らない状態で昼食の時間まで強い空腹を感じずに過ごすことができます。
これはバターコーヒーダイエットの一環です。毎日実践している状態で自分が社会人として大学の講義に出席したところ、午前の講義を眠気ゼロ空腹感ほどほどで過ごすことができました。
詳しくは↓の記事で。普段実践しているバターコーヒーダイエットの記事の一つです。
昼食を低炭水化物にする
昼食をサラダや煮玉子など、炭水化物の少ない食べ物にします。
炭水化物を摂らないことで血糖値の急な変化が起きないのか、午後特有の眠気を不思議と感じなくなります。
バターコーヒーダイエットの一環として取り組んだところ、夕食までの間、特に強い空腹も違和感もありませんでした。なお、空腹については水をよく飲むようにしていました。
ノートを取り後でアウトプットする
目的をもってノートをとると、嫌でも講義内容に興味が出て眠気はなくなります。
目的はブログが良いでしょう。学んだことを夜に自分の言葉でブログにする。そのための材料としてノートをとる。
ブログの読み手は親しい友人をイメージしておけば良いですよ。こんなこと習ったぞ!知ったぞ!みたいな感じで書く程度で問題ありません。
「人に教える」というアウトプットは効率の良い学習方法です。ブログに書くという形で人に教えるわけですから、良い学びとなりますよ。
「教える」はラーニングピラミッドの上の方に位置していますが、そもそもこのラーニングピラミッド自体は出典があやふやで最近は否定的な見方をされてきているようです。
が、「教える」という行為を通して自分の学びの深まりを強く感じ、知識が体に残るという感覚は、実際に人生のあちらこちらで体感しているかと思います。「教える」行為に価値はあります。
ちなみにノートの取り方は、自分は↓の本を参考にしています。知識を書き残すだけでなく、そこから自分の人生の改善を狙っていくという、面白いメモの取り方です。
夜は寝る
寝ましょう。最低6時間。できれば7時間。
1日が24時間あると思うといけません。最初っから1日は18時間ないし17時間で成り立っていると考えます。
7時間の根拠は↓の本より。6時間睡眠を毎日続けていると負債が溜まって最終的には徹夜と同じパフォーマンスに落ちてしまうという考え方。
痩せる
睡眠時無呼吸症候群の対策としてとりあえず痩せましょう。自分は以前胆嚢炎を発症して体重が100キロから80キロまで落ちた経験があるのですが、その時、それまであった強烈なイビキがぱったり止みました。
合わせて、当たり前ですが通院しましょう。
これは病気で、治療法も紹介されていますので。家族にイビキや無呼吸を指摘された場合は睡眠時無呼吸症候群に強い病院を探して医者に相談するとよいです。
以上です。
自分は眠気を感じずに集中講義を受けきれたことで、人生に良い影響を与える学びを多く得ることができました。
大学の講義から学ぶものは多いです。学べるかどうか、そして何を学ぶかは講義を聞くこちら側の姿勢次第だなぁと身を持って感じました。試せるものから試してみてください。
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