ストラテラは一度安定してしまえば24時間効き続ける薬です。
しかし、筆者が実際にストラテラを服用し続けた結果、明らかにADHDの特徴的行動が強く出る日、つまりストラテラが効かない日がありました。
これまでに書き溜めてきた記録からストラテラが効かなかった日にどのような共通点があるのかを探った結果、2つの要因にまとめることができました。
精神的に疲れている、ダメージを受けている時
失敗が続いたり我慢を強いられ続けたりした時など、精神的に疲れている時はADHDの特徴的行動が強く出ました。
例えば、仕事内容に会議が含まれていた日は会議後や帰宅後に集中を失ったり話が聞けなくなったりすることが多くありました。
また、先日実家に帰省した時は車の中に何度も物を忘れたりするなど、ADHD的行動が増えていることを妻に指摘されました。
自分にとって実家は精神的に疲弊する場所です。
精神的な疲れは自分自身気づいていない場合が多いですが、行動には明らかに違いが現れていました。
天気が悪い、気圧が低い日
気圧が低い日は決まってADHDの特徴的行動が強く出てきました。
<ストラテラ13日目>
今日も早起きできず。頭も痛い。仕事はまるで集中できない。いわゆる自分の悪いところが全部出ている日だった。
そこで昨日と今日の環境の共通点を考えてみると…
どっちも天気が悪かった。うーん、ひょっとしてこれなのか!?#ADHD #ストラテラ— タビセン@はてなブログ (@Tabisensei) 2017年10月12日
このツイートをした日はまるでストラテラを飲んでいなかった頃のような感覚で仕事をしていました。
そして帰宅後は夕食前に1時間ほど眠ってしまいました。
気を失うように眠ったのは日中の疲れが原因でしょう。
ストラテラを飲み始める前もこのように眠ってしまうことがよくありました。
まとめ「環境の悪化による精神的消耗はADHDの特徴を強める」
ストラテラ服用中であってもADHDの特徴的行動が強く出たのは、いずれも苦手な環境に身を置いたことで精神的に消耗している時でした。
これについてはストラテラの薬効が弱まったのではなく、自分は精神的に疲れるとADHDの行動がより強まる傾向があり、その結果ストラテラでは抑えきれなくなったのではないかと考えています。
ストラテラはADHDの行動を調整する手段として効果的です。
しかし、ストラテラだけに頼るのではなく、環境調整も可能な限り行っていく必要があると改めて思いました。