東京都の自立支援医療(精神通院)は前年度収入次第で負担0円になる

自分は自立支援医療(精神通院)の制度を利用している人間です。

精神通院にかかる金額をある程度税金が負担してくれるというやつですね。

自分の場合は通常3割負担である診察代と薬代が1割負担になるという恩恵を受けていました。コンサータは結構高い薬なので、ものすごく助かっています。

 

さてさて、今日はその自立支援医療の負担の割合に変化があったという体験の報告です。

1割負担だった診察代と薬代がなんとまぁ無料になりました。

例によって個人的な体験談になりますが何かの参考になれば。

自立支援医療制度の登録内容変更をしに市役所へ

保険が切り替わった!

最近、嫁が派遣社員として働き始めたんです。

派遣とは言っても技術派遣なので結構収入いいんですよね。

 

で、その派遣には社会保険が付いてくるということで、自分もその家族として保険に含まれることになりました。ちなみにこれまでは国保でした。

 

保険が変わった時は自立支援医療の登録変更を速やかに!

保険が切り替わった場合、そのことを市役所の窓口に速やかに報告する必要があります。

報告を受けた市役所は自立支援医療制度の登録内容を変更してくれます。

この手続きは本当に「速やかに」です。

 

【失敗談】登録変更しなかったら怒られた

以前、自分は一度この保険と自立支援医療制度の絡みで失敗しています。

仕事の関係で短期間に国保→社保→国保と切り替わったことがあったんですが、そのうち最初の国保→社保のところで変更の申請をしていなかったんですよ。

メンタルクリニックでこの辺の仕組みを教わり、その後の社保→国保の手続きをしようと市役所を訪れたら、

「あれ?あれれ?」

と言った感じで職員の方が戸惑い、

「自立支援医療制度は保険に乗っかっている制度なので、保険が切り替わった時は速やかに変更を申請しないとダメです!」

と言われちゃいました。

 

そんなこんなで今回自分は自立支援医療制度の登録内容、保険に関わる部分の変更をしにきたわけです。

 

自立支援医療制度の自己負担上限額が2500円になった!

前年度の被保険者の収入状況から負担額が決まる

自立支援医療制度によって税金が負担してくれる額は前年度の収入状況によって変動します。

そしてその収入状況は、被保険者の収入をみられます。

 

嫁は前年度の収入がゼロに近かった

前年度は自分が教員でガリガリ働いて嫁は家にいる状態だったので、前年度の嫁の収入はほぼゼロでした。

さて、自立支援医療制度の負担額は嫁の前年度収入状況で見られるわけですから…

 

自己負担上限額が2500円と算出!

自分で負担する医療費の月の上限が2500円になりました。

  • 医療費は1割負担で払う
  • 医療費の月の負担上限は2500円である

こんな括りになったんです。

1割負担で医療費を支払っていき、その月の総額が2500円に達したらそれ以上はもう払わなくていいというものです。

 

自分たちの場合、嫁は普通に収入があるのであくまで時差的、一時的なこの現象ですが、なんともまぁありがたい話です。

そしてそして…

その先には2500円が更に0円になるという結果が待っていました。

 

東京都医療費助成制度で負担額が0円に!

負担額0円!これはでかい

東京都医療費助成制度。

市役所の職員ですら存在を忘れていたこの制度。

自分の場合は該当となるようで、一度家に帰ってから市役所からのごめんなさい電話を受けてもう一度役所に出向きました。


この制度を受けることになった結果、自分の精神通院に関わる医療費負担は0円になりました。

やったね!

いや、病院なんて最初っからかからない方がもちろん幸せだけどさ。

 

東京都医療費助成制度とは

自立支援制度(精神通院医療)の所得区分が「低所得1」「低所得2」のいずれかに当たる人に対して、東京都がその医療費を代わりに負担してくれるというものです。

所得区分の内訳は次の通り。

区市町村民税非課税世帯であり

低所得1→収入が年80万以下

低所得2→収入が年80万以上

自立支援医療制度では低所得1が2500円、低所得2が5000円を月の自己負担額の上限としています。それらがゼロになるんですね。

参考:東京都福祉保健局 東京都医療費助成制度

 

東京都の自立支援医療制度は収入状況次第で負担額0円の場合あり

まとめます。

東京都には独自の医療費助成制度がある

精神通院の自立支援医療で負担額0円の場合がある

低所得1、低所得2がその対象

自分としては全く知らないことだらけだったんですが、とりあえず0円はありがたいですね。

病院、現金払いしかできなくていちいち現金持ってくの面倒でしたし。

まー嫁の収入が今年度の参照になった時点でこの制度の恩恵に預かることもなくなるわけですが、しばらくの間ありがたく使わせてもらいます。

コメント