教員の生活

小学校教員の服装はスーツ?ジーンズやジャージはあり?

小学校教員 服装

小学校教員は仕事中にどのような服装で過ごせばいいのか。

これ悩むんですよね。何が正解なの!?って。

ですが、はっきりとした答えはありません。いろんな先生がいろんなことを言っています。土地や人によってかなり違いがあるので、実際は肌で感じて慣れていくほかないでしょう。

このページでは、自分が12年間の小学校教員生活の中でそれこそ肌で感じた小学校教員の服装問題について解説しています。

同時に、それらに対する自分の考えも書き加えてあります。

小学校教員の服装「日常の学校生活」編

自分が見た服装のパターン

チノパン&ワイシャツ

割と多いんじゃないかと。自分もこれでした。
北海道生活だったので、冬は上をトレーナーやパーカーにすることが多かったです。

 

年中ジャージ

わりと多いです。休み時間に子どもと全力で遊べますね。下がジャージで上がTシャツなんてパターンが多め。

 

年中スーツ

TOSS系の先生に多いスタイルです。次の項で詳しく説明します。
管理職の先生方は強制的にこれですね。暑そう。

 

Tシャツハーパン

若い先生にわりといます。あとおばちゃん先生も何故かこれが多い。
自分が勤務した学校では8校中5校がこれ駄目でした。
ハーパン禁止です。すね毛見せるなってのが理由。土地によります。

 

ジーンズ

これが許されていたのは8校中2校。どちらも都会の大規模校です。
田舎で3校回ったあと初めて都会で勤務したときに驚いたのがこれ。
「え!?いいんですか!?」って感じです。自分はどうしても違和感があってジーンズは履きませんでした。特に理由は無いんですけどね。

 

その他

タンクトップが1人いました。
常に筋トレをしている50代後半のマッチョな先生でした。

あとはすごいゴージャスなおしゃれ着の女の先生。
こちらは50代前半の先生でした。

年とると色々自由になるんでしょうかね。

 

法則化の先生はいつもスーツ

「法則化の先生はいつもスーツを着ていてかっこいい!」

どの本かは覚えていませんが、TOSS系の本にこういう記述があったのをはっきりと覚えています。一時期教員の服装に悩んだ自分にとって、目に入ったこのキャッチフレーズはあまりに刺激的だったんです。

TOSS界隈では「プロ」という言葉をよく使います。

スーツを着るということは職業人としての決意、子どもに対してプロフェッショナルとして向き合う証だという考え方です。

実際、TOSSのセミナーによく行かれていた先生は常にスーツで授業や生活指導をしていましたね。体育の時だけ急いで着替える感じです。

 

TOSS系の本はよれよれズボンや一日ジャージに対して手厳しい

TOSS系の本を手にしたことのある方はご存知かと思いますが、TOSSの思想は非TOSS、とりわけ問題解決学習に対する批判を強烈に行います。「不勉強な教師ほど子どもを怒鳴る、傷つける」として厳しく批判しています。不勉強な教師が子どもを傷つけるということついては、自分も一部賛同しています。

その批判の対象の一つに、だめな教師は服にこだわらないというものがありました。よれよれのズボンや一日中ジャージをはいて授業をする教師は子どもに対する誠実さに欠けるという論調です。

実際よれよれズボンや年中ジャージという先生は相当数います。そしてその中には怒鳴り先生もいれば良い先生もいます。

 

さて、スーツは正義なのか?

自分の考えを話せば、スーツが「常に」正しいとはどうしても思えません。

要は「スーツを着ることが子ども達に良い影響を与えるかどうか」だと思うんです。

 

時にはスーツが正解である場合もあるでしょう。

でも、スーツが正解ではない場合もあると思っています。

そして小学校においては正解でない場合の方が多い、そう感じています。

 

次の章では自分がはっきりとこの考えを持つに至ったきっかけを紹介します。

 

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新一年生の就学時健診の対応でスーツを着なかった先生

教員は親の目に触れる時は大体スーツを着るのだが…

授業参観の日、教員は大体の場合スーツを着ていることと思います。

基本的に親の目に触れる時はスーツなんですね。

偉い人(何が偉いのか知らんけど)が来るときもやはりスーツ。

 

さて、ここでスーツに関わる印象的な話を一つ紹介します。

その日は新一年生が就学時健診を受けに学校を訪れる日でした。

就学時健診とは、まだ小学校入学前の子供達が健康診断や知能検査を受ける日です。同時に保護者に対する学校からの説明もあったりします。

 

就学時健診は自分が知る限り学校の職員がスタッフとして一部始終を担当します。(大きい学校では違うのかもしれませんね)

その中で、知能検査の担当になった同年代の同僚が、スーツではなくチノパンにトレーナーという服装で子供達を迎えていました。

他の全職員がスーツで業務をこなしているなか、彼の服装はとても異質な存在でした。

 

「小さい子ってさ!スーツ着てる人見ると怖がっちゃうじゃん!」

就学時健診終了後、教員の服装についていつも気にしていた自分は興味があってその同僚に聞いてみました。

タビ
タビ
スーツじゃないんだね。何か意図していることがあったの?
同僚
同僚
タビちゃ~ん!タビちゃんなら聞いてくれると思ったよ!小さい子ってさ!スーツ着てる人見ると怖がっちゃうじゃん!だからスーツはやめることにしてみたんだよ!

 

衝撃ですね。

彼の眼には子供の姿しか映っていませんでした。

初めての学校、初めての机でのお勉強、初めて出会う先生、男の先生、

この日の新一年生達がどれほどの不安要素を抱えて知能検査を受けに来たのか。

彼はその一点だけを見て適切に対応したのです。

 

誰のためを想って服を着るか

この日、自分達がスーツを着たのは一体誰のためだったんだろう?

彼は胸を張って「子どものため!」と言い切りました。

じゃあ自分は?着なければならないと思って仕方なく着たスーツ。これは誰のため?

 

小学校の教員がどんな服装で仕事をするか。

その答えはここにあると思います。

TPOをわきまえた服装とは言いますが、

教員にとってのTPOとは目の前の子どもに対応することではないでしょうか。

 

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終業式はスーツ。なぜなら式典行事だから

式典行事の服装は土地によって案外違う

話はズレますが、もう一つ式典行事についても触れておきます。

 

入学式と卒業式は否応が無しにスーツ。

では始業式は?終業式は?

 

これはスーツを着るように自分は教わりました。

理由は「式典行事」だからです。

年配の同僚
年配の同僚
入学式にスーツを着るのはわかるよね?

ならば同じ式典である終業式でもスーツを着るものだと思うよ?

妙に納得したので自分はそれ以来式典行事と思わしき時間はスーツを着るようにしています。

 

2学期制の学校が夏休みに入る時

式典行事=スーツ

その考えでいった場合、2学期制の夏休みはとてもややこしい。

何故なら2学期制の場合は夏休み前の全校集会は「終業式」とは呼ばないので。

まだ前期は続いているので終業しちゃいけないんですね。

 

なので2学期制の学校の場合、夏休み前の集会ではスーツは着ない!

わけのわからないこだわりレベルの話になってきましたが、自分はそうしていました。

 

結局は式典行事の服装も人それぞれなのかなと思います。

 

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小学校教員と靴

これについては自分の考えを話しますね。

外靴は運動靴。校舎内の上履きも運動靴。

これはマストだと思います。

 

例えば外靴を革靴にした場合。

それで満足に走れますか?

 

校舎内の上履きにサンダルを履く年配教員もいます。

それで走れますか!?

 

不審者が校舎内に侵入した時。

子供が取り乱して突っ走って逃げちゃった時。

走って安全確保に努めるのが教員の仕事だと思います。

 

なので、革靴やサンダルの人は安全確保という教員最大の使命を放棄してるんだな、と。

誰に聞いたわけでもない個人的な考えですが、自分はたとえ偉い人が学校に来る日でスーツ着用を強制された場合も、靴だけは断固として運動靴でした。

 

偉い人が来るときは決まって言われる「社会人としてふさわしい服装」

県の教育委員会とか、自治体の教育委員さんとか、その辺ですね。

こういう方々の視察が学校にはあるのですが、その前日になると管理職が言います。

 

「明日は〇〇様がいらっしゃるので社会人としてふさわしい服装で授業に臨んでください」

 

んー、ちょっとよくわからない。

学校って誰のためのもの?

子供にとって親しみやすいイメージを考えた結果カジュアル系の服装を選んだとして、それは社会人として自分の職責を果たしたことにならないのかな?

この辺、学校の抱える多くの矛盾の一つだと思います。

 

まとめ

教員の服装については、まじめに考え出すとすごく根源的な話になります。

学校は誰のための場所なのか

教員は誰のための存在なのか

といった具合に。

 

業界には服装について色々な考え方が飛び回っていますが、

自分としてはスーツの着用は最低限にしていました。

子供にとって話しやすい存在でありたいと思っていたので。

 

自分が子ども達からどう見られたいか。

その辺から逆算して服を決めればいいんじゃないかなと思います。

 

社会人としてのマナー?

どうでもいいですそんなの。