15年ほど前、仕事の同僚だった50代の事務職員の女性を初対面で20代と間違えてしまった、そしてその人はヨーグルトを食べていたという思い出話です。医療の素人の昔語りですので、フィクション、読み物程度のゆるい捉えで読んでください。
1X年前に知り合った美魔女の同僚
臨時職員としてあちこちの小学校を年単位で飛び回る暮らしをしていた二十代の頃。ある年自分は、とある田舎の小学校に赴任することになりました。打ち合わせをしに初めてその小学校を訪れたとき、今回話題にする人と出会いました。
その人は事務職員の女性で、自分と相手方の管理職が校長室で話をしているところにお茶を持ってきてくれました。「この学校は若い人が事務をしてるんだなぁ」という感想をもったのを今でも憶えています。笑顔、つやのある長い髪、痩せ型、良い姿勢、美しい所作。そんな第一印象でした。
ところが後日、実際に働き始めてみると驚きの事実が発覚。その女性は50代だったんです。大学生のお子さんが二人いるとのこと。もちろん職場ですから大げさな驚き方は避けましたが心の中では大混乱。自分の人生のベスト5に入るであろうビックリ体験でした。
たしかに、改めてよ〜く見ると口元や目元には若干のしわが見えました。でも「よ〜く見ると」です。意識しないとわかりません。別に化粧が濃いわけでもなし。50代と知った後でも、やはり50代には見えないのです。自分の人生で出会った美魔女を一人挙げろと言われたら確実にこの人ですね。
若さの秘訣を突撃インタビュー
そんな職員が小学校にいるとなれば、息子娘を通わせている保護者のお母様方が放っておくわけがありません。あるとき、PTA広報のお母さんが企画して、その事務職員さんへの突撃インタビューが行われました。質問は当然「若さの秘密」。まさかのトップ面記事。事の重大さが伺えます。
さてその回答。
「特に意識してやっていることはないんですが…毎日やっていることというと、ヨーグルトは若い頃から毎朝食べるようにしていました。」
というもの。後で広報のお母さん達にチラッと感想を聞いたところ、化粧品か運動が結論だと思っていたから拍子抜けだった、みたいなことを言っていました。予想外の答えだったのです。
その事務職員の方は栄養に関する何らかの資格を持っていました(何かは忘れました)。飲食店で食事をすると食材と調味料を大体当てて手料理で再現してしまうという超絶スキルをもっていました。
若かった自分がその人から昼ごはんの内容を聞かれ、「インスタントラーメンっす!」などと言うと、栄養の大切さについて穏やかに説教されたのを思い出します。「極端なことしたらだめよ」と言われ続けていたはずなのに、自分は悪食を続け最終的に糖尿病になってしまった…ごめんなさい。
自分は医者ではないので、この体験談から何かを情報として一般化するのは避けておきます。最近便秘気味でその解消にヨーグルトを毎日食べるようにしていて、ふとこの一件を思い出しました。いやぁ懐かしい。その方は今もきっと美しいままなんだろうなぁと思います。
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