逃げログ
元小学校教員12年。今はWebライター。
ライティング

Webライターがライティング後の校正作業で確認している項目・視点

こんにちは、タビ(@tabisen_writer)です。
兼業WebライターとしてWeb制作会社の方々から案件をいただいて生活しています。

さて、お付き合いさせていただいている制作会社さんから先日「校正」の依頼をいただきました。

自分は編集者や新聞記者として過去に働いたわけではありません。当然校正作業は初。ちょっとびっくりでしたね。

そんな自分を頼ってくれた依頼者の期待になんとか応えたい。自分は持てるWebライティングの知識を総動員して校正作業にあたりました。

その結果、納品した校正文章を読んだ社長さんからの評価は上々。自分は無事に校正の初仕事を成功で終えることができました。

 

このページには、その時まさに自分が実践した校正の視点を書き並べてあります。

自分の文章を見直すとき、簡単な校正依頼を受けたときなどの参考にしてみてください。

校正した文章の概要と目標

今回校正を依頼されたのは「LP(ランディングページ)」でした。

LPは通常のブログ記事とは違い、

「へーそうなんだ!」

で終わる文章ではなく、

「やってみたい!」

と何らかの行動を起こさせる文章です。

行動を起こさせるためには、読者に文章の内容を最後まで読んでもらい内容を知っていただく必要があります。

そのうえLPは企業の顔にもなるため、日本語としての間違いも許されません。

 

というわけで、この時の校正の目標は、

  • 正しい日本語にする
  • 読みやすい文章にして最後まで読んでもらう

の2点。

それを達成するために、次に紹介する項目を一つ一つ見ていきました。

 

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Webライティングの校正作業で見た項目

一文一文の長さは適切か

一つの文ではなるべく一つのことだけを伝えましょう。
そうすることで格段にわかりやすい文章にすることができます。文にリズム感も出てきますよ。

ちょっと例を出してみます。

一つの文ではなるべく一つだけのことだけを伝えることで、格段にわかりやすい文章にすることができるとともに、文にリズム感も出てきます。

どうでしょうか?同じ文章をひとつなぎに書いてみました。
なんだか一気に色々な意味を伝えようとしちゃっていますね。意味を複数含んだ文というのは読者に負担を強います。その負担は読みにくさと受け取られ、読んでいる途中の離脱にも繋がりかねません。

校正をしていて「ちょっとこれは長いなぁ」「いろんな意味がつまりすぎだなぁ」という文を見つけた時は、2文、3文と分解してあげましょう。

 

同じ語尾が連続していないか

校正は文の語尾を整えるだけでもかなりの修正ができます。

文の語尾は文章のリズムを作っています。

語尾を整えると文章全体から大人の知性みたいなものが出てきます。

 

というわけで、語尾を三連続で「ます」にしてみました。

これを整えてみますね。

 

校正は文の語尾を整えるだけでもかなりの修正ができます。

文の語尾が作っているのは文章全体のリズム。

その語尾を整えることで文章全体から大人の知性みたいなものが出てくるんですよ。

 

いかがでしょうか。

自分は後者の方がいい感じだと思います。

校正にあまり時間がとれない場合はせめて語尾だけでも見ておくといいです。

 

文章全体の口調が同じになっているか

文章全体の口調は同じものにする必要がある。

口調を統一することで、違和感のない文章を書くことができるだろう。

 

上の文、めちゃくちゃ違和感ありません?

今まで自分は「敬体」という書き方でこの記事を書いていました。いわゆる「です」「ます」調です。

で、上の文章はそうではなく「常体」という書き方になっているんですね。「〜だ」「である」の書き方です。

今みたいに、文章の途中で突然常体と敬体が変わるとものすごい違和感が発生します。

時にはわざとこの違和感を作って文章にアクセントをつける方法もあります。が、基本的には文章は常体か敬体どちらか一方で統一してしまうのが良いでしょう。

 

読んでいて意味がわからない部分はないか

読んでいて意味不明な部分というのが時々あります。その場合は原因をつきとめ必要に応じて文を書き換えていきます。

多いのは文が長過ぎて主語がめちゃくちゃになるケースですね。そういうのは文を2文3文に分解してしまえば良いです。

 

主語述語が省略されすぎていないか

Webの読者さんは飽き性です。

読み飛ばしたり、途中から読み始めたり、必要な部分だけを拾い読みしたりと、ものっすごく自由な読み方でWebの文章は読まれます。

そういう読み手を相手にする場合ですが、主語はあえて何度も使ってあげてください。格段にわかりやすくなります。

同じ主語が続くとなんとなく指示語に変えちゃいたくなりますが、ここはあえて何度も主語を使ってあげましょう。

途中から読み始めた人でも主語が何なのかわかるようにしてあげてください。

 

指示語が多すぎないか

指示語は読み手の脳内メモリを消費させる存在です。

「それ」って書かれてるけど、「それ」って何のことだっけ?

こんな感じで読者はいちいち指示語が何を示しているのか思い出さなければならないんですね。

ところで今自分は指示語を使いました。上の文にある「こんな感じ」の「こんな」です。

これはまぁOK。理由は「こんな」が示すものは直前の一文だからです。

指示語は直前のものを示す時だけ使うようにしましょう。

直前でなく少し前の単語に対して指示語が使われているのであれば、その指示語は主語に書き直すと良いです。

 

読み手に応じた単語を選んでいるか

読み手が誰なのかを意識できているか。その読み手が理解できる言葉づかいをしているか。

これものすごく大事です。小学生相手にビジネス用語連発したって全然伝わりませんからね。

でも結構あるんですよ、そういう文章。

というわけで、文章の校正をする際には想定されている読み手が誰なのかを確認しましょう。そして読み手にふさわしくない単語が出てきたら簡単な言い方にかみくだきます。

 

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校正の視点をもつと自分の文章も改善されますよ

いま自分が気をつけている校正の視点をざっと書き出しました。何かの参考にしてください。

ところで自分がこれら全てに配慮して文章を書くようになったのは結構最近のことです。

日々ブログを書き続ける。文章の上手な人の記事を読む。Webライティングのノウハウ本を読む。

こういったインプットアウトプットを繰り返した結果、ようやく少しずつWeb特有のわかりやすい文章を理解し始めることができました。

意識して文章に触れ続けることで、校正の視点も自然と身につくのかなぁと思います。