臨時教員として配属された新人が担任を務める。普通にありますよそういうの。
自分が初めて臨時教員として小学校で働いたのは22歳の秋。その時やった仕事は低学年の担任でしたから。めちゃくちゃキツかったです。
普通に考えたらポッと出の若造に重労働である担任を務めさせるなんてのはマズいんじゃないの?とも思うんですが、実際担任やります。
そうなる理由はいくつかあります。真っ当なものからヤバいものまで。
北海道で臨時教員を1X年やった自分が見聞きした経験思い出悪夢トラウマを頼りに並べてみます。
産休に入った先生が担任だった
産休代替で赴任し、産休の先生の仕事をそのまま担当する。これは比較的ホワイトな理由です。
自分の場合、最初の赴任と2校目の赴任はこの状況でした。突然卒業学年の担任やらされた時はどうなるかと思いましたが。
担任外のポストを正採用教員が全て占領していた
これはブラックパターン。新年度の最初から臨時教員がいたとしても、臨時教員に担任外をやらせないと言うやつです。
ラクなとこに行きたい正採用教員が、フリーのポジションを希望して座っちゃうんですね。若い先生に経験を積ませたいのかもしれません。が、だからと言って若手の2倍以上の給料もらってる人間が徹底的に苦労ポジションから逃げ回るのはどうでしょうね。
もちろん、全員が全員ヤバい人ではないですよ。素敵な先生はフリーの立場からありとあらゆる後方支援をしてくれます。でもそう言う人は少数派。必死にそのポストに座ろうとする人は、担任以外の仕事もどうにかして若手や臨時教員になすりつけようとしてくるパターンが圧倒的に多かったな。滅びてくれ。
臨時教員自身が担任を強く希望した
臨時教員自身の希望。当然このパターンもあり。
教員の世界は基本的に希望前提です。みんながそれぞれ希望を出して、それを見た校長が「ある程度」考慮しつつ、バランスも考えて新年度の配置を決めていくそうです(自分は校長じゃないので聞いた話として)。
そんな中、臨時教員自身が今後の自分のキャリアを考え、担任のスキルを身に付けたいと強く願い担任希望をするのはよくある話。ブラックな職場であれば速攻で担任決定。思慮深い職場ならば、前年度に真っ当な働き方を見せ信用を得た結果として担任希望を了承してくれる感じです。
臨時教員が担任に指名されたら
初めての担任経験となる人がほとんどだと思います。無策で突撃すると3日でボロ雑巾になります。
とりあえず本を読んで「教育技術の識者」になっておきましょう。教育技術に関する本を7冊も読めば最低限戦えると思います。
あとは担任業を始め、困りごとが出てくるたびにそれに対応した本を探して、読書&実験を繰り返す感じで。そうやって一つ一つ教員の引き出しを増やしていきます。
人によって成長の仕方は違うと思いますが、もし自分が22歳の頃の自分にタイムマシンで手紙を送るならば、
「本を読んで真似しろ」
とでっかく一言だけ書きますね。

まとめ
- 産休代替は担任スタートになる確率高い
- 臨時教員の担任率はある意味ブラック度ものさし
- 担任になったら読書をした方が良いですよ
なんだかんだ、担任は楽しいです。応援してます。毎日の知識収集と実験と反省を楽しんでください。
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