2,3,4歳児向けとして「めばえ」という雑誌があります。
先日実家に寄ったときにじぃじがうちの4歳児のために買ってくれていたものを初めて読んでみたんですが…
これがなかなか良いんです。娯楽としても教育としても。
「今後も毎号買おう!」という気になれた雑誌なので、感想と紹介を書いておこうと思います。
自分は子供が1歳半〜3歳までの間をメインで面倒見てた元兼業主夫であり、現役の小学校教員でもあります。その辺の視点から言えること言っていきますね。
めばえの内容と感想
めばえの大まかな内容について紹介と感想を。
- 娯楽
- 工作
- 読み物
- 書く
- 脳トレ
こんな要素が散りばめられている学習系雑誌になるのかなと思います。一見娯楽全振りっぽく見えるんですけどね。
娯楽本として
単純に読んでて面白く、時間が過ぎていきます。
幼児の人気キャラが網羅されているのと、シールや工作など興味をくすぐるギミックがほとんどのページにあるので。
家での時間を持て余している子にとっては良い趣味となる一冊になりえます。相性が良ければの話ですが。
うちの4歳児は2021年1月号を2日がかりで遊び倒しました。すごく好きみたいです。
工作の素材として
めばえには、
- 大きな付録1つ
- 小さな工作数種類
といった工作が入っています。2021年1月号も2月号もそんな感じなので、毎号そうなんでしょう。
工作を通して、手先の訓練や各種道具の扱いの練習になるのはもちろん、親子関係を育むのにも良いな〜と思いました。
というのも、大きな付録は子供が一人で組み立てるレベルを完全に超えてるんですよ。小学校高学年でようやく太刀打ちできる難易度に思えます。
なので親が手伝うことになります。これが良い。
「物事を一緒に協力して進める」って体験は、幼児教育において重要な意味をもっています。楽しみながら難しい目的を達成するこの大きな付録は、その体験を得られる絶好の機会。良いですよこれ。
幼児教育と各種体験の関係性について興味がある方は「非認知的な心の力」「10の姿」辺りでグーグル検索してみるといいです。
読み物として
- 遊びを進めるための簡単な導入文と説明文
- 長いおはなし1つ
これらが読み物の要素。
各ページの導入文や遊びの説明文は子供に音読させるチャンスでしょうね。「遊ぶため!」って意欲づけがありますから、ノリノリで読んでくれます。
音読ってほんと大事なので。いい機会です。
長いおはなしは2〜4歳児にはちょっとキツい。読み聞かせ用です。
知っているお話を増やす、読書=楽しいの感覚、それらを獲得する場にできますね。
もちろん音読できる子もいると思います。
書く・脳トレ
本の後半にはドリル的なページが入ってます。
ひらがなをなぞったり、同じ絵柄を見つけたり、変則的なめいろをしてみたり。
4歳ならどうにかやれるかも…という難易度。ソッポ向く子も多いだろうなぁというページ。
子供が嫌がったらこのページはやらなくてもいいかな?と思いました。ちょっと発達段階超えちゃってる気もするんで。
うちは4歳児だったので興味が湧いたのか、頭から煙出しながら一生懸命ドリルをやっていました。たぶん機嫌悪いときだったらやらないだろうなと思います。
めばえを通して子育てに気づきと変化が
めばえを親子で読んだことを通し、実際の子育てにも色々と影響がありました。
2021年2月号はお正月モードでした。
最初の方のページにはアンパンマン達がお正月遊びをしている場面が。もちつき、コマ回し、書き初め、等々。
うちの4歳児はもちつきとコマ回しは知っていました。歌った歌の歌詞に出てきてたからだそうです。おしょうがつには〜コマを回して〜の歌ですね。
が、書き初めは知らなかったんです。
そこで筆ペンと紙を用意して、実際に書き初めをやってみました。人生初の書き初め。書き初め初め(笑)
↓こんなんになりました。5歳の年(2021年)はひらがなを頑張るんだそうです。
他にもおせち特集があって代表的なおせち料理の名前が紹介されていて、それも直前に食べたリアルのおせち料理とつながっていい勉強になりました。
好んでパクパク食べていた小魚の名前が「たづくり」だと知って喜んでましたよ。こういう記憶の仕方は後々まで残ります。
親向けめばえが切れ味鋭い
親用の小冊子もついてきます。
大きな付録の説明書が載ってます。
その他に、育児の豆知識やお悩み相談の特集が組まれていて、なかなかしっかりした内容でした。2月号の特集は「一人っ子と兄弟児の育て方の違い」的な内容。うちは一人っ子なので興味深く読ませてもらいました。
時短料理レシピもあったりと、しっかり読める小冊子ですよ。
育児に煮詰まった人におすすめ
実家のじぃじが気まぐれで買っていたのがきっかけで偶然出会っためばえ。
こんなに良い雑誌だとは思いませんでした。
2歳〜4歳とは言っていますが、実際この本が合うかどうかはもちろんその子次第でしょう。そもそも2歳と4歳じゃ全然違いますし。
ただ、幼児の子育てに疲れたり不安があったりする方であれば、880円(高い…)出して一冊買ってみてもいいんじゃないかなと思いました。
ちなみに2月号は二軒目でようやくゲット。もしかして人気雑誌なのか?
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