逃げログ
元小学校教員12年。今はWebライター。
教育時事・思想

教員の出勤時刻を守る。時間外労働を削減するもう一つの提案

小学校の子供の登校時間
  • 教員は出勤時刻ぎりぎりに出勤すると怒られる
  • 教員は子供達より前に教室に入っているべきだ
  • 出勤時刻の1時間前に出勤するのが良い教員だ

これらを解決する方法を1つ紹介します。

自分が教員だった頃に勤務した学校のうちの1つで実際に行われていた方法です。

勤務開始時刻になってから子供を学校に入れる

「勤務開始時刻になるまで子供を玄関で待機させる」

これが方法です。単純ですね。

8時過ぎになるまで子供達は学校の中に入ることができないわけですから、教員は監督責任が発生することもなく大手を振って8時出勤ができます。

「担任は誰よりも先に教室に入って最初の子供を笑顔で迎えなきゃダメなんじゃよ!」とか言う諸先輩方も安心納得のシステムですね。

8時過ぎまで子供を児童玄関で待機させる。これだけで教員のサービス早出は無くなります。

 

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この改革に伴う痛みは「保護者の負担」

子供の8時まで待機を行なった場合、そのしわ寄せは保護者へ向かいます。

今まで7時30分や40分に学校に着くように子供を登校させていた家庭は、それまでよりも10分20分登校を遅らせる必要が出てきます。

実際には「うちの子は学校の前で30分待たせます!仕事がありますので!」という行動に出る保護者も出てくるでしょう。
ですが、ここで意識したのは【誰の責任か】という視点。学校に到着するまでの登校時間は親の責任であり学校が安否の責任を負うものではありません。

8時まで子供が学校に入れないという今回の方法を実践すると、増大するのは保護者の時間と責任の負担です。

 

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教員の勤務環境改善=負担の社会全体での分担

教員の負担が減り、教員以外の誰かの負担が増える。
教員の負担削減とはそういうものです。

今回、教員に代わって負担を背負うことになるのは保護者でした。

ここで世論が次のどちらへ動くか。

教員はどうせ暇な公務員なんだから7時30分から子供を預かれ!甘えるな!民間はもっと働いている!

教員に色々と求めすぎた。地域社会が背負える負担は背負おう。

少し前までは当然のように前者が叫ばれたのでしょうが、最近の傾向であれば後者のような声も上がってくるのではないでしょうか。

教員は決して怠け者ではありません。手が空けば、教員はその手を使ってより一層子供達の学力と心と安全に向かって働くことでしょう。

教員を本来の職務に向き合わせるための「子供の8時登校」。一つの方法として頭のどこかに留めておき、日課を語る機会があればちらっと偉い人達に進言してみてはいかがでしょうか。

偉い人は「24時間働く」を信条として生き残ってきたという生存バイアスがかかっている連中なので難しいとは思いますが。

ABOUT ME
オット
オット
Webライター。得意分野は教育と発達障害。 新卒から続けていた教員を30代で離職。 以降、住所を東京に変え育児と仕事のバランスを取りつつ日々を過ごしています。 人生の最終目標は「何もしない」をすること。

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