教員は本を読んでナンボだってことはわかった。
じゃあどの本を読めば良いんだろう?
本屋には山ほど教育書が並んでいてどれから手を出せばいいかわからん!
こういうの、あると思います。先日も教員志望の学生さんがそんな悩みをツイッターに書いてました。
読む本が見つからない場合、まずは雑誌から始めてみたらどうでしょう?
結構オススメです。そこから本にもつながっていきますよ。
教育雑誌を数種類決めて毎月買ってみる
教育系の雑誌ってのが結構な種類売られています。その中から数種類を毎月読んでみると良いですよ。
とりあえず自分の専門分野のものを1つ。国語の人だったら国語教育の雑誌、特別支援の人だったら特別支援の、体育なら体育、といった感じで。
その他に、自分が今興味をもっている分野があれば、その雑誌も選びます。
あとはインスピレーションですね。大きめの本屋で教育雑誌コーナーを見て、表紙や目次を読んでビビッと来たものを買ってみるといいです。
教育雑誌が家にある=強制的に情報がインプットされる
家に雑誌があると、ちょくちょく読むことで自分の中に情報がたまります。
目的がはっきりしている書籍と違い、雑誌はジャンルこそ統一されていますが、特に目的がありません。つまり「本を読む目的がわからない人でも読める」ということです。
雑誌の内容はササッと読む感じでいいです。
それじゃあ頭に残らない!
読んだだけじゃタメにならない!
そう思うところですが、大丈夫です。
情報の刺激を体に一度通してみると、
本当に大切なものってのは自然と体の中に残るものです。
インプットから生まれる思考と実験精神
雑誌の内容を体の中に一度通すと、一回か二回かぐらい化学反応がおきます。
一つは思考。もう一つは実験精神です。
インプットに対する思考
それってどういうことだ?
いや違う、自分はこう思う
このような感想をもったページがあれば、それが思考です。
雑誌をパラパラとめくり読み、何度か思考が生まれれば雑誌を読んだ価値は十分にあると言うもの。
知る→思考する→自分の価値観が研ぎ澄まされる
このサイクルで自分の教育観は育ちます。
何か思考をしたのであれば、できればそれをノートなりブログなりに書き出してみると尚良いかと思います。
Twitterでつぶやくのもオススメ。
実験精神
これいいな、やってみたい
自分の授業で使えるかも
雑誌を読んでこのような感想をもったページがあればシメたもの。
次の日にさっそく授業なり雑務なりで試し、何らかの成果が得られればそれはもう立派な自分の武器です。引き出しです。
インプット→アウトプット
最強の勉強パターンです。
一冊の雑誌を読んで一つでも実験精神を掻き立てられたものがあったならば、お金出してその雑誌買った価値はありますよ。
本屋に行こう
教育雑誌や教育書はネットで探しても良いんですが、できれば本屋に行くと良いですよ。
本って出会いなので。
専門書の充実した大きめの本屋を歩き、目に留まった本を手に取り、目次を眺め、気になったページを読み、もう少しじっくり読みたくなれば買ってみる。
最後はインスピレーションだと思います。
自分の感覚が「これ良い!」と訴えた雑誌が見つかったなら、しばらく毎月買ってみましょう。
目的は無くとも、どの本を買えばいいかわからなくても、
毎月自動的にインプットを行うことができます。
雑誌、なかなかおもしろいですよ。
余談ですが、自分の一番のお気に入りは「たのしい授業」という雑誌です。
おしまい。
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