副審木川田とかいうどこか懐かしい響きの名前を目にしながら始まった2018年第11節アウェー仙台戦。
ピッチをワイドに使うチーム同士の一戦は、仙台が主導権を握りながらも札幌が鋭いカウンターを見せる展開になりました。
ベガルタ仙台の印象
チームとしてのスタイル
基本はポゼッション志向だけど少人数でのカウンター攻撃も鋭い。
90分通して、何度も札幌のPA内に侵入することに成功していました。よく2失点で済んだなぁというのが正直な感想です。
札幌が自陣でのパス回しに終始苦労していたことから、札幌のサッカーをかなり研究している感じがしました。
人の配置は札幌と同じでいわゆるミラーゲーム。ただし試合の主導権は仙台が握っていたと思います。
気になった選手
特になし。
柏の伊東、浦和の西川のような極端に目を引く選手はいませんでした。
記憶に残ったシーン
福森のボランチ起用
自分は当たりだったと思います。
とにかく攻撃時の判断が他の選手よりワンテンポ早い。
そんな福森がボランチに立つと、都倉への縦パスがガンガン通る。
今日のカウンター攻撃が鋭かったのは福森がボランチの位置にいたから。
間違いなくチームの攻撃に推進力を作っていたと思います。
守備も問題なし。何度か相手ドリブルに追いついて刈り取っていたので、本来はディレイとかスペース潰しよりもそっちが好きなんじゃないかと。
ただ、今日のコンサのビルドアップが機能しなかったのって福森がDFラインにいなかったからなんじゃないかなとも思ってます。考えすぎかもしれませんが。
とりあえず福森ボランチは見ていて面白かった!
また見てみたいですね。
ミシャのベンチワーク
判断早いなぁとひたすら感激してました。
後半開始でまず一人。
後半開始10分の時点で二人め。
ミンテのトラブルが起きた直後に三人め。
試合展開が仙台優位だったので変化がほしいなぁと素人目線で自分は思っていたんですが、願いが届いたかのようにミシャが選手変えてくんですよね。
勝負師だなぁ。
チャナティップのポストプレー
野津田を背負って余裕のキープからのファールゲット。
都倉が下がった後はCFに入ってロングボールをこれまたキープ。
さらにはキープからの反転突破で二人抜き。
チャナティップは来日した頃は身長からくるイメージでフィジカル弱いんじゃないかと各方面から不安視されてましたが、ただのゴリラですね。
控えめに言って化け物です。
なんでこのチームに居てくれてるんだろうこの人。
ミンテについて
熱い人だってのは今更言うまでもなし。
今日はそれが悪い方に出たけど、これまで彼の熱さと積極的なプレーには数え切れないほど救われている。
例えば相手にぶつからない都倉なんて都倉じゃないように、熱くならないミンテなんてミンテじゃないんですよね。
長所と短所は表裏一体。
その辺全部ひっくるめて人間見るのがサッカーに限らず穏やかな考え方だと思います。
「あいつはそういうところもあるよな」ぐらいな構えで計算に入れたうえで部下をマネジメントできる上司の下につくとやりやすいですよね。
短所だけ見て怒鳴り散らす人が上司だと長所まで消えちゃいますから。
ミンテが退場したあとのゴル裏の応援が良かった。
ゴル裏にいる人たちはきっと普段良い上司なんでしょう。
まとめ
勝ち点1が取れて良かった。
PAに侵入された回数だけ見たらよく引き分けで終われたなぁって感想しか出てこない。
そういや宮吉。彼からは石井ちゃんの匂いを感じるんですが、気のせいでしょうかね。
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