毎回現地観戦する人にとってはメモリアルな試合。
菅野孝憲ファンにとってもメモリアルな試合。
あまり現地観戦の頻度が高くない自分にとっては普段通りの試合でした。が、このカード、FC東京戦は大好き。異様な緊張感を味わえるので。この日もFC東京戦独特の目が離せない展開になりました。
試合結果
1-1の引き分け。
前半終了間際に駒井のクロスを逆サイド菅大輝がミドル気味のシュートでゴール。
後半の終盤80分ごろに室屋が小さなスペースを抜け出し切り込んでゴール近く、角度のない位置から冷静なシュート、ゴール。
試合感想
普段とは全く違う観戦になる
自分の話になりますが、普段はツイッター楽しみながらDAZN見てるんですよ。ですが毎回FC東京戦はそれができません。試合から目が離せなくて。普段は「経過時間、事実、感想」をまとめたツイートを乱発して遊んでるんです。
が、今日はこんな感じ。
6:17
スゲさんビッグセーブ— Tabi@コンサ・北海道 (@Tabi_consa) July 22, 2020
普段通りやろうとしたらこれで精一杯w
「おお…」とか「やば…」とか言いながらただただ画面にかじりついてました。
菅野孝憲500試合出場おめでとう
今季コンサのゴールを正GKの立場で守ってくれているスゲさん。この試合がJ1500試合だそうで。
ソンユンがいた頃から思ってたんですが、コンサはずっとGK二枚看板だったんですよね。ソンユンが何らかの事情で出られない時も菅野が全く不安のないGKをやってくれる。正GKが不在でもチームのレベルが全く落ちない。
J1正GK級を2人抱えていたんです。こんな贅沢なことはないですね。
この日もスゲさんは大活躍。ロクにツイートしてないので時間経過は振り返れませんが、ビッグセーブが2回はあったと思います。
あと、めっちゃエロいスローイングが一回あったような。左サイドにカウンター気味に投げて菅ちゃんがタッチラインギリギリで追いついて受け取ったやつ。
スゲさんのストロングポイントの一つはこうやってパスワークの1人に完全になれちゃうところだよね。
コンサのGKは当分安泰です。欲を言えば実力未知数のカウィンがJ1級であってくれたらなぁと。
ルーカス絶好調
いやぁ絶好調でしたねルーカス。
ルーカス一人でイエロー2枚稼いだ
ファウルゲットはドリブラーの勲章— Tabi@コンサ・北海道 (@Tabi_consa) July 22, 2020
右サイドからボールを持てば迷いなくドリブル勝負を仕掛ける感じ、見てて面白いですよね。
過去のFC東京戦を思い出すと、ルーカスはなかなか抜けてなかった印象があるんです。あと鹿島とか。4-4-2のゾーンディフェンス が苦手なのかな?苦手というか相性が悪いというか。
それが今日はバッキバキに抜きまくり。時間が経っていくにつれ、明らかにFC東京守備陣が慌てていってましたね。 ドームが静かだったので、FC東京守備陣がルーカス対策の声を掛け合う様子がわかるわかる。面白かったです。
前半終了間際の得点にもビルドアップで絡みました。右サイドの攻撃はアツかったですね。
菅大輝、走る
見てて心配になっちゃいます。菅ちゃんの疾走ぶり。攻撃に必ず顔を出したと思ったら、守備になったとたん全力で自陣ゴールまで戻ってくる上下動。福森よりも早く戻ってきてましたw
「若手の菅ちゃん」ってイメージ、完全に無くなった感があります。今日なんて「どこの外国人SBだよw」って感じの圧倒的な存在感でしたし。
そうそう存在感。一対一でも負けないし、とにかくボールのある所に顔を出すし。これを「試合に効いてる」と表現するのならば、この日はめっちゃ効いてましたよ。この日というか毎回。
ミシャもなかなか交代しないんですよねぇ。後半途中からは見てて心配でした。大丈夫なのかこの人!?ゲボ吐いたりしないのか!?ってぐらいに。
で、そこを見ていたんだろうなと思う人が…↓
長谷川健太の刺客、室屋成
菅ちゃんと福森の背後を攻撃するために送り込まれたであろう室屋成。後半途中、終盤戦になっての投入でした。
室屋きたあああああ
嫌な性格してんな長谷川健太— Tabi@コンサ・北海道 (@Tabi_consa) July 22, 2020
菅ちゃんがいい加減疲れたところにあえて右サイドでの投入。これは長谷川健太ニクい。明らかにコンサの左サイドを狙い撃つ選手起用です。まさに刺客。
で、その刺客が目論見通りの仕事しちゃいましたね。足の止まった菅ちゃんを嘲笑うかのようにわずかに抜け出し、送られてきたスルーパスを受けて冷静にシュート。スゲさんは何とかシュートに触るも(何でそれさわれるんだスゲさんw) 弾くまではいけずにそのままゴール。
ミシャに言わせりゃ、菅ちゃんそれぐらいでへこたれるな!最後まで走れ!なのかな?
それともほんのわずかに交代が遅れたのか?
監督同士の采配争いがゴールに直結した、なかなか高度な展開だったのかもしれませんね。知らんけど。
深井一希、色々と印象に残る
イエローもらいました。
怪我したFC東京の東にすぐ駆け寄り、肩を貸してました。
やばい怪我の時は必ず近くにいる深井
— Tabi@コンサ・北海道 (@Tabi_consa) July 22, 2020
後半、相手のリスタートを妨害してました。
深井くんやめれwww
心臓縮んだ— Tabi@コンサ・北海道 (@Tabi_consa) July 22, 2020
直後に交代。ヘアスタイルが興奮した猫の尻尾みたいになってました。
深井のヘアが興奮したネコみたいになっとる
激闘だったんだな。— Tabi@コンサ・北海道 (@Tabi_consa) July 22, 2020
というわけで、個人的に色々と印象に残った深井くん。
この人ほんとヤバい怪我が発生した時は駆け寄って心配するよね。味方でも相手でも。素敵。深井くんの「らしい」所が出たなぁと思う。
で、「らしくない」姿で珍しいなぁと印象的だったのが相手リスタートの妨害行為。それ自体はサッカー見てりゃそう珍しい行為でもないんだけど、やったのが深井くんであり、しかもイエロー一枚もらってる状態でってのがびっくりした。
そんなリスキーなことするのか!って。それほど異常な試合展開だったのかな…と想像しちゃいます。ピッチに立ってた人達にしかわからない空気があったんでしょう。FC東京戦は毎回死闘。
最後は交代。今年の深井くんのヘアスタイル、イケメンでいいね。この日は興奮した猫みたいになってた。毛が逆立ってブワッてなってる感じの。深井本人は猫っぽくはないんですが。
FC東京戦の空気感は「はじめの一歩の宮田の試合」
前の試合は一歩対千堂だとすると
この試合は宮田の試合みたいだな
すっごい緊張感— Tabi@コンサ・北海道 (@Tabi_consa) July 22, 2020
目が離せないんです。もの凄い高度な守備網と常に狙い続けるカウンターを持ったFC東京。札幌とFC東京がお互いに相手の良さを消そうとしながらわずかな隙を突こうとする、そんな感じの試合でしたから。
FC東京との試合は毎回こんな感じ。大っ好きなカードです。自分が4-4-2ゾーン守備大好きってのもあるんですが、こんな完成されたサッカー、見てて楽しいに決まってます。
で、それをぶっ壊そうとするコンサのミシャサッカー。ほんと目が離せません。
自分の中で、鹿島戦とFC東京戦だけは何かが違うんですよね。(ただし先日の鹿島は色々とおかしくなってましたが)
ポゼッションしてても全く安心感がない
常に喉にナイフ当たってる感じ
長谷川健太のチームだよなぁ— Tabi@コンサ・北海道 (@Tabi_consa) July 22, 2020
まさにこんな感じでした。緊張感。
静かな札幌ドーム。謎の笑い声を空耳してしまう
な〜んか聞こえたんですよ。空耳。
札幌がミスった時、「あ〜」って言っちゃうじゃないですか。ダメとわかっていながらも条件反射で。
で、その声に拍手とかその他諸々が重なった結果、こう聞こえたんですよ。
「ワハハハw」
自分だけかもしれませんよ?こんな聞こえ方。でも聞こえたんです。
いやいやいや不謹慎wwwって思ってめっちゃ印象的でした。
まぁ自分は限りなくライトなファンなので別に心象悪くは全くならんのですが。
そう聞こえるのが不思議で面白かった。
福森の宇宙開発の時、あ〜の声と拍手と色々が混ざって笑い声みたいに聞こえてワロタ
— Tabi@コンサ・北海道 (@Tabi_consa) July 22, 2020
現地観戦した人達のツイート見る限り、この人が少ない札幌ドームというのは普段と違った発見や感想が山ほどあったようですね。いつまで続くんだろこれ。せっかく近くに住んでるので、また観戦行きたいんですが。
おわりに
相変わらずFC東京戦は面白いです。
今回はDAZNで見てると選手の声も聞こえるので、お互いに何を考えてどこで慌てるのかが伝わってくるのもまた面白い。
鹿島がああなっちゃったんで、FC東京にはこのまま完成された面白いチームでいて欲しいなぁと思った感じです。おしまい。
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