これまで別の場所で書評というか読書メモを書いてたんですが、面倒になってきたのでこのブログで書くことにします。あちこちにリソース分散できるほど自分の時間は無いw仕事関係以外のメモ書きは全部このブログでいいです。
今回読んだ本はこれ。
『新しいランニング入門』
中野ジェームズ修一
池田書店 2019年
手にとったきっかけ
この本を買ったのは2020年。当時の健康診断で高血圧、心肥大と嫌な結果があれこれ出て、どうにかしなきゃなぁと思い、滝川のTSUTAYAで手に取りました。
山のようにあったランニング本からこの本を選んだ決め手は「立ち読みしたらスルスル読めた」こと。
読みやすく、わかりやすく、手元において何度も繰り返し読みたい。そう思えたのでレジへ持っていきました。
内容の要約
中野ジェームズ修一さんによるジョギング初心者向けの教科書。漫画と解説が交互に書かれています。
全くの初心者で運動もしていない人が、怪我なく、苦手意識を持たず、ランナーとして成長していける。そのためのアドバイスと知識が登場人物の成長に合わせて紹介されていきます。
100メートルを走れない状態の30代女子と自己流で行き詰まってる30代男子のおふたりが、偶然中野さんに会ったという設定。アドバイスを受けて、少しずつ長い距離が走れるようになったりケガをしなくなったりしていき、最後はフルマラソンを走りきって終わるという話。
本から得た影響
ウォーキングからジョギングに切り替えた
この本を読む2週間ほど前から、ダイエットと高血圧対策としてウォーキングを始めていました。で、この本を久々に本棚から引っ張り出して読んだ後、ウォーキングからジョギングに切り替えました。
読むと走りたくなるんです。
ジョギング中に歩くことを恥と思わなくなった
これまでの人生で見聞きしてきたマラソン指導は、走ってる途中で歩くのはよくないと考えているものがほとんどでした。一度歩くと一気に疲れてしまい走れなくなる、という感じで。
ところがこの本では「辛くなったら歩こう」と一貫して提唱されてます。歩きながらでもいいので、習慣を作り、体を作る。そうすればいずれ走り続けられるようになる、という考え方。
この本で最も心に刺さった部分でした。
いまは何度も途中で歩きつつ、ジョギングを楽しんでいます。歩けると思うと、外に出て走るのが苦になりません。
ストレッチを重視するようになった
この本ではストレッチの重要性に結構なページ数を割いています。痛みや故障をいかに避けていくかを大切にしています。
ストレッチがなぜ必要なのかを専門的な視点から解説し、その後にすぐにできるストレッチ例が紹介されています。
1日の中で足の各部のストレッチを意識的にするようになりました。走る前、走った後、ちょっとしたスキマ時間、風呂上がりなど。
刺さった一文3選
足を痛めるほど頑張ることはない。きつかったら歩いたっていいんだよ。p6
きつくて苦しいことを続けるのは難しいけど「まだ出来る」と思えれば次もまた走れるだろう?p29
修正すべきはフォームではなく、カラダの方なのです。p47
感想
読んで実践、読んで実践を繰り返していることから、自分にとってはとても価値のある本でした。少なくとも、読んで感想書いて即ブックオフ…という類の本ではありません。
著者の中野ジェームズ修一さんはモチベーションのコーチングの造詣が深いとのことで、まさに読んでいるだけで自分も走れるような気がしてきます。
これからも何度も開いて読み返す1冊になると思います。
この本と相性の良さそうな人
- 運動が苦手
- マラソン嫌いだった
- 痩せたい
- 健康診断の数値をどうにかしたい
- サクッと読めるジョギング指南書を探している
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