逃げログ
3年前の自分へ伝えたいこと。
ライティング

Webライターのテストライティングを同業者の自分が評価するという究極に気まずい仕事

タイトルの通りです。

Webライターとして常駐してる職場で、社長からまた1つ無茶振りがきたんですよ。

 

「このライターさん、取引先の商店のサイトに寄稿したいらしくて売り込んできてるんだけど、正直どう思う!?私はダメだと思うんだよねぇ…」

ちょっと批評してみて!すっごい辛口で!

 

という、なんとまぁ気まずい仕事が降ってきました。

なかなかレアな体験だったんで、その顛末と感想を語ります。

いわゆるエモい文章。小説のような長文

読んだのは2記事。

結構な年配の方が書かれているもので、感想を一言で表すならば、

結論はどこだよ!?

ですね…。

 

徹底した自分語りから始まったその文章は、その後も主張や想いを各所に散りばめながら難しい語句をガンガン選んで書き進められていきます。

結局終盤になってようやく結論が現れました。

 

Webの文章というよりは、紙媒体で載っていそうな文章だなぁと。

最後まで読んでくれることを前提に、高尚な読み物として書かれていた感じです。

 

Web制作の視点からの評価は低かった

社長の評価は完全な酷評。

「いつまでも結論出てこないし、何が言いたいのかわからないよこれ」

「言葉難しいの使ってるよね。それに長い!」

この文章はWebサイトに載せることを前提として書かれているはずのもの。

検索で訪れたネットユーザーに刺すにはあまりにもWebライティングの基本が守れていない、SEO的にも弱いだろうという評価でした。

 

自分も似たような感想をもったので、ひとまず社長のその意見には同調できます。

ただし…

 

それはあくまで検索流入目的という視点の場合の話。

同調したあとに、好意的な意見や提案を1つ2つつけくわえて自分は最終的な報告をしました。

 

個性を消す気のないライターの居場所の作り方

検索流入狙いでキーワード選定やサイト設計をしたうえでの1コンテンツとしては、このライターさんの文章は恐らく適さないと思います。

だったら検索流入なんて捨ててしまい、連載コラムとしてWebサイトの一角にスペースを提供し、そこで継続的に寄稿してもらうってのはどうでしょう?

週に一度、そのジャンルに物凄い情熱を燃やす年配のライターが、個性全開主張思想爆発状態でコラムを書く。

SNSでの拡散を絡めて継続していれば、そのうちなんか影響力生みそうな気がするんですよね、そのコラム。

なんならそのライターさんにツイッターの個人垢も作ってもらって、そこでもジャンルへの情熱をツイートしまくってもらうってのも影響力出そうです。その影響力で時々コラムの自分の記事や親元のサイト自体にRTかけてもらうんですよ。

SEOとはまた違った流入があるんじゃないか!?

そう思いました。そんな感じのことを社長に報告しました。

 

文章力は誰でも得られるが、情熱は得ようと思って手に入るものじゃない

正直、その人の文章読んで自分は軽くジェラシー感じました。

尊敬の念も湧きました。

 

だってね、自分には書けないですよあの文章。

読む人に時間と労力こそ強要してくる文章ではありますが、とにかくジャンルへの愛が伝わってくるんです。

ガンガンポジションとって書いてるんで敵味方もはっきり生んじゃいそうですが、とにかくオリジナル感溢れてるんですよ。

 

たしかにSEO向きではないのかもしれない。

でも影響力は生まれそうな気がするんです。

 

特化と継続。

SNS運用の基本であるこの2つを徹底して定期的に熱量伴った文章を投稿し続ければ、何かステキな価値が生まれるんじゃないかと思うんです。

羨ましい。ああいう文章書けるの。

 

結果は不採用。価値を見出してもらえる場所と出会ってほしいな

結局その方は不採用。

お金を出す側の人達の判断なので、仕方ないです。

 

自分はそのライターさんの文章から色々と学ばせていただきました。

燃えるような熱量に価値を見出してくれるクライアントさんと出会えることを願ってます。

 

 

なんて偉そうなこと言ってますが、

そんな自分だって大した実績もないひと山いくらの泡沫ライター。

この作業は正直めっちゃ罪悪感ありました。

テストライティング送っていただいたライターの方、本当にごめんなさい。本当に。

ABOUT ME
タビ
タビ
フリーのWebライターとして依頼を受けつつ家事育児をして生きている30代。 かつては小学校教員として働いていましたが色々あって退職。 北海道から東京都へ住所を移してのんびり生きてます。

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