発信を趣味にする人が増えました。
同時に世の中には「正しい情報発信とは」について語ったノウハウが溢れました。
自分はそういったノウハウに特に流されやすい性格をしていて、ここまで相当にノウハウコレクター的な行動をとってきましたが、最近はいい加減人の後追いを切り上げて自分なりの方法論や哲学を見出す的な思考に近づいています。
この記事は、最近自分が考えている「価値ある情報」について思考をメモしたものです。
人が見ることも想定していますが、アウトプットを通して自分の思考を脳に固定したいというのが一番の狙い。忘れやすい性格なので。
適当に喋ってますのであまり鵜呑みにしないでくださいね。
価値ある情報発信とは【普通の人の場合】
実績が無い=オピニオンや高次情報は書けない
- 思想を語るオピニオン
- 情報収集をする人が参考文献にできりレベルの情報解説
これらを一般人が書くことはできません。
仮に書いたとしても、その記事やブログが信頼を得て成功を収めることは難しいと思います。
Webの世界は「何を言った」よりも「誰が言った」が重視される世界。
その道の素人がエアプ的に壮大な記事を書いたところで、内容の浅い記事だとみなされるだけなんですね。
なんの看板もない状態からオウンドメディアやインフルエンサーの真似事をしたところで、影響力(SEO、拡散力)の獲得は無理なんですよ。
その辺の学生系アカウントがイキった発信してても全く刺さってこないのにはそこに理由があります。
情報をまとめることで価値とする
では弱者はどう戦えば良いか。
その回答として、【Webの海の道路工事】というものを提案してみます。
わけわかんない造語ですね。ちょっと解説します。
これですが、Web上に散乱している無数の情報を一定のルールに従ってかき集め、情報を探している人たちが見やすいようにしてあげようという行動のことです。
世のため人のためにWebの海でインフラ工事をする、さながら道路工事です。
自分の興味のあるジャンルの情報をあちこちからかき集め、それらを見やすく並べつつ自分のコメントも適宜つけていく。
定番情報をまとめつつ最新トレンドも常に収集、記事化していくことで、そのサイトには「〇〇のことならあのサイト」という価値が付きます。
そう、まとめサイトというかキュレーションサイトというか、あの手の戦略ですね。
もちろん只のまとめ、キュレーションになっちゃ意味がありません。
次に解説する要素を加えることで価値をつけ影響力獲得を狙っていきます。
視点を定める。その視点にファンがつく
大切なのは
- どのような基準で情報を集め
- 自分が何者になりたくて
- 発信を通し業界にどのような貢献をしているのか
を明確にしておくことだと思います。
これらを仮に「視点」と表現します。
この視点がはっきりしていると、まず読者が明確になり、刺さった読者は繰り返しサイトを訪れるようになります。サイトに価値が生まれます。
そしてブレない視点の元に愚直に情報収集と整理という道路工事を続けている運営者に対しても、「あいつのやっていることは同調できる」という風に、視点(運営者)に対する信用も積まれていきます。
最初は何もなかった素人であっても、少しずつ「何者か」になっていくというわけです。
具体的方法まとめ
一定の視点のもとに情報を収集する場所としてサイト運営をする。
興味、趣味、収益性などから、影響力を獲得したいジャンルを決める。
ニッチな視点を決め、それに従い情報を収集し読者が見やすい形に整理する。
学ぶ姿勢として、収集した情報に対するコメントを記事内に添える。
サイト専用のSNSアカウントを起こし、情報収集の告知や発信、交流を行う。
↓
そのジャンルの中での発言力を入手できる。
【参考】専門家の価値ある情報発信とは
専門家としての体験を語る
専門家=そのジャンルに関するSNS発信をすれば多数の反応が返ってくる状態
という定義で進めます。
専門家の場合、その専門的な活動の過去や現在を体験談として発信するだけで、十分に価値のある情報発信となります。
専門家の体験談はそのままジャンルの高次情報となって、ジャンルを学ぼうとするまだ何者でもない人達が参考・引用することでしょう。
業界に対するオピニオンを叫ぶ
業界・ジャンルに対する想いを叫ぶこともまた専門家ならではの情報発信です。
業界やジャンルそのものを改善し発展させていくことができます。
どこの誰でもない人間がそれを叫んでもなんの意味もありませんが、専門家の口からそれが語られればあちこちで論争が引き起こされることでしょう。
結論というか大前提「その人だから読者は耳を貸す」
結局のところ、情報発信というのはその人だから耳を貸すという部分が多いんですね。
どこのだれかわからない人間がそれっぽいことを言ったとしても、そこには権威性も専門性もないんです。
仮にその発信内容が情報として正しかったとしても、いう人が無名であればほとんどの場合価値があるとはみなされないでしょう。
無名な人間にできることは、専門家達の情報発信を熱心に追いかけ、世のため人のためにその有益な情報を見やすい形に整理しアクセスしやすくすることだと思います。
無名ブロガーはまず情報発信を通して何者かになる
業界に対するギブ
大切なのは世のため人のために役に立とうとする姿勢です。
こうするとどこかで誰かが救われるかもしれないというギブの考え方です。
情報を知りやすくする・ジャンルの露出を増やすといった行動は、Googleが目指す世界でもあり、好きな業界・ジャンルの成長発展にもつながる行動です。
影響力の獲得
業界に対するギブを繰り返すことで、サイトとその運営者には影響力が積み重なります。
運営者が意識している「視点」に対するファンが生まれ、少しずつですがそのジャンル内での専門家としての立ち位置が作られていきます。
人、もしくはサイトへの信頼獲得
- あの人の意見が聞いてみたい
- あのサイトで最新情報を把握したい
この状態が理想です。
運営者は専門家の1人としてみなされる状態。
サイトはオーソリティー(権威性)を得ている状態。
ジャンルに関して学ぼうとする姿勢とジャンルに貢献しようとする意識が認められた結果たどり着く世界です。
【まとめ】情報発信は明確な視点のもとに継続する
というわけで、ブログ運営やSNS運用を通して影響力を得たいのであれば、「視点」を明確にもったうえで継続性のある情報発信をすると良いでしょう。
ちなみにですが、この記事を読んで「内容に信頼性がある」と思いましたか?
「是非Twitterで拡散したい!」と思いましたか?
思わなかったはずです。
理由は明白、これ書いている自分は「ブログ運営」のジャンルに関する専門家でも有名人でもないからですね(笑)
このブログは特に影響力の獲得を目指しているわけでもないので、時にこういう無駄な記事も書いちゃうわけです。
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